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家内安全、一族繁栄の縁起物
起き上がり小法師は昔ながらの素朴な民芸品で、風車・初音とともに、会津三縁起と呼ばれています。
転んでもすぐに体を起こすことから七転八起の縁起物として地元の人々に愛されている起き上がり小法師。一族繁栄を祈り、家族の人数よりも一つ多く買い求めるのがならわしです。正月の縁起物として年の始めの初市で買い求め、神棚に飾って新年を祝います。
OKIAGARI KOBOSI
工房紹介
- 山田民芸工房
TEL 0242-23-1465
〒965-0044
会津若松市七日町12番35号
起き上がり小法師の歴史
約400年前、会津藩主・蒲生氏郷が無役の下級武士の内職として作らせ、売り出したのが始まりとされています。正月の縁起物である起き上がり小法師は、一年間神棚に飾った後、お札と同じように年末にお炊き上げをし、新年に新しいものを購入します。毎年の需要を生み出すこの風習により、蒲生氏郷は収入のなかった下級武士に生活の糧を与えました。
世が変わり、冬場の手仕事として職人達に受け継がれてきた起き上がり小法師は、今では会津を代表する民芸品としてお土産にも喜ばれています。
職人の技を知る
昔ながらの起上り小法師を作る家も今では、山田民芸工房一つになりました。「最近は中国から安価な製品が入ってきているけど、ウチは正月にお供えする縁起物だという思いで丁寧に作ってる。他のものには負けないよ」と工房の4代目、山田利正さんは語ります。昔ながらの手作りにこだわる山田さんの工房では、小法師作りは張り子の木型を削るところ始まります。完成した木型に和紙を何枚も貼り付け、張り子を作り、おもりをつけたら本体の完成です。出来上がった張り子に胡粉で白くお化粧し、漆の塗料で色をつけていきます。最後の仕上げは顔の描き込み。熟練された職人の手によって、にっこりと笑った愛らしい表情が生まれます。微妙に異なる形や顔つきは手仕事ならではのもの。個性豊かな起き上がり小法師は職人の丁寧な手仕事により生み出されていました。
