相馬駒焼き 写真

相馬駒焼き

窯元 15代 田代清治右衛門
代々受け継ぐ伝統の窯元

 相馬駒焼は、浪江市の「大堀相馬焼」とは区別されており、窯元は一軒あるだけで代々田代清治右衛門を襲名しております。
 ひびと馬の絵が特徴であり、それ故に「駒焼」と呼ばれております。 木節粘土と珪砂(けいしゃ)を用い、ざらざらとした肌触りで、よく手に馴染みます。 釉薬は長石と欅の皮の灰を使いアク抜きには5年もの年数を要します。
 登り窯は東北地方に類を見ない古窯であり、現役で使用されている登り窯では日本一古いものです。 構造の特徴は当地産の荒砥石を積み上げたもので、傾斜がゆるやかです。
 代々伝統を受け継いでおり、独特の風雅さを持ち、ご愛用を重ねる程に深みを増します。

 

SOUMA KOMA YAKI

工房紹介

 

  • 窯元 田代駒焼
    TEL 0244-35-0521
    〒976-0042
    相馬市中村字田町38番地

相馬駒焼の歴史

茶碗  相馬駒焼と称せられる田代駒焼は、祖先 田代源吾右衛門が藩命により京都で名陶工 野々村仁清のもとで製法を学び、苦学数年にして秘奥を習得する。師から「清」の一字を贈られ、之より名を清治右衛門と改め、帰郷し開窯したのが始まりです。
 おもに贈答品に用い、録高と屋敷旗紋を与えられました。当時は相当な高級品で、おもに献上品や嫁入り道具などに愛用されてきました。
 窯元の田代家はもとから相馬市にある唯一の窯元で、代々清治右衛門を襲名しています。明治九年より、「田代」「法橋」の刻印を附し「相馬駒焼」「田代法橋」「走駒之図」の名称は登録されております。

職人の技を知る

絵付けの様子  相馬駒焼は木節粘土と珪砂(けいしゃ)を1:1で用い、ろくろによる手びねりで制作されます。湯飲みや盃、花瓶、箸置きなど約150種類もの品々が職人の手から作り出されます。
 釉薬には欅の皮の灰を用いるためアク抜きに5年もの時間を要しますが、代々受け継ぐ伝統的な手法を守っています。
 十五代清治右衛門さんは「伝統を重んじ、品の良いもの、手取りの軽く大事にされるものを作っていきたい。」と職人ならではのこだわりを大事にされております。
 「駒(馬)」の絵は熟練した筆さばきで丁寧に描かれていきます。黄色、青、ピンクなど品のある淡い色合いは窯の火のまわり具合で変わり、職人の技がうかがえます。