古くから、歴史の重要な節目の舞台となったきた福島県。そのたびに他の土地から伝わる文化が入り交じり、福島県独自の文化となって発展してきた伝統的工芸品の数々。その歴史を紐ときます。

伝統的工芸品イメージ

海老根伝統手漉和紙

江戸時代後期から昭和後期まで続いた伝統和紙

海老根伝統手漉和紙

獅子頭

江戸時代末期、社寺の彫刻職人だった初代が獅子踊り用の獅子頭を彫るようになった

獅子頭

檜枝岐の山人工芸品

江戸時代より使われ続ける、人々の生活用品

檜枝岐の山人工芸品

会津唐人凧

インドの影響が見られる南蛮渡来のケンカ凧

唐人凧

つる細工

家族代々受け継がれる、冬の手仕事

つる細工

福島の伝統的工芸品年表

  【縄文時代】  
奥会津編み組細工
奥会津編み組細工荒屋敷(現三島町荒屋敷遺跡)で編み組細工の礎となるものが作られ始める
紀元前
500年頃
狩りや漁、竪穴式住居での
生活がはじまる
  【古墳時代】  
  478年 倭王武(雄略天皇)、宋に使を送る
日本甲冑
日本甲冑各地で権力争いのための戦が起こるようになり、武具を身につけるようになる

500年頃  
  527年 大和朝廷が送った伽耶救援軍を、新羅と結んだ筑紫国造の磐井が阻止した反乱が起こる [磐井の乱]
  【奈良時代】  
  752年 東大寺の大仏が完成
  【平安時代】  
  794年 都を平安京(京都)に移す
三春駒
三春駒高柴村の村人、杵阿弥キネアミが木馬を彫り子孫へ伝える
795年  
上川崎和紙
上川崎和紙上川崎地区(現二本松市)で紙漉きが盛んに作られはじめる
1000年頃  
  1016年 藤原道長が摂政となる
  1053年 藤原頼通が宇治に平等院
鳳凰堂を建立
  【室町時代】  
  1338年 足利尊氏が京都に室町幕府を
開く
からむし織り
からむし織り当時の会津の藩主だった芦名盛政がからむしの栽培を奨励し、織物が盛んになる
1390年頃  
  1392年 南朝と北朝が一つになる
  1397年 足利義満が京都に金閣を建立
金山漆ろうそく
からむし織り寮内の農民に漆樹の栽培を奨励し、その実から蝋燭づくりがはじまる
1450年頃  
  【安土桃山時代】  
いわき和紙
いわき和紙棚倉藩によって紙漉が奨励される


1560年頃  
  1586年 羽柴秀吉が太政大臣になり豊臣の姓を賜る
会津絵蝋燭
会津塗冬の内職として蝋燭に花の絵を描かせる


会津塗
会津塗蒲生氏郷が木地師や塗師を近江より招き、盛んに奨励される

 

会津慶山焼
会津慶山焼鶴ヶ城築城の際に屋根瓦を焼かせるため、肥前の唐津より陶工を呼び寄せる
会津本郷焼
会津本郷焼城郭修理の際に、播磨から瓦工を招き屋根を作らせたことにはじまる
起き上がり小法師・初音・風車・赤ベコ
小法師・初音・風車無役の下級武士の内職としてはじまる

赤ベコ

1590年 豊臣秀吉が北条氏を滅ぼす。伊達政宗ら、秀吉に服属奥州も平定し天下統一が成される
  1592年 文禄の役。秀吉、朝鮮侵略を
させる
  1600年
関ヶ原の戦いで徳川家康率いる東軍が勝利をおさめる
  【江戸時代】  
  1603年
徳川家康が江戸に幕府を開く
雄国の根まがり細工
雄国根まがり竹細工雄国山麓の灌漑工事を行った大塩平左衛門が、猫魔嶽に自生する竹に使い、冬場の副業として竹細工づくりがはじめる
1610年頃  
相馬駒焼
相馬駒焼相馬藩主 相馬利胤公が供奉し上京するのが始まりです
1624年頃  
二本松万古焼
二本松万古焼山下春吉により開窯。京からきた陶工三浦文助によって深められる
1626年頃  
会津木綿
会津木綿伊予松山から国替えとなった加藤嘉明が前領地より織師を招いて技術を伝習したのがはじまり
1630年頃  
  1635年 参勤交代制が定められる
  1637年 島原の乱が起こる
  1641年 オランダ商館を長崎の出島に
移す。鎖国の完成
総桐箪笥・会津桐下駄
総桐箪笥当時の会津藩主保科正之により会津桐の植林の奨励策が出され、桐工芸の製造がはじまる
桐下駄
1645年頃  
二本松伝統家具
二本松伝統家具二本松藩主丹羽光重が二本松城を改修した際に、宮大工につくらせたことがはじまり
1650年頃  
  1657年 江戸の大火で、江戸城の
本丸が焼失
  1685年 5代将軍綱吉が生類憐れみの令を発令
  1689年 松尾芭蕉が奥の細道の旅に出る
三春張子
三春張子三春城主田村氏の家臣橋本刑部の一族が、和紙で張子や面、人形などをつくりはじめる

大堀相馬焼
大堀相馬焼相馬藩士・半谷休閑の下僕であった左馬という人物により、創始される

白河ダルマ
白河だるま藩主松平定信が当地の南画家、谷文晁にダルマの原画を描かせ、それを元に職人を京都で修行させたのがはじまり

 

江戸小紋
江戸小紋伊勢地方から伝わる
1690年頃  
  1715年 幕府が長崎貿易の制限令を
発布
須賀川絵のぼり
須賀川絵のぼり日本初の銅版画家・亜欧堂田善が和紙や布地に鍾馗様を描き、端午の節句に飾るようになる
1780年頃  
  1787年 寛政の改革が行われる
仏壇
仏壇一般庶民の生活水準の高まりで仏壇の需要が増える

 

福島たるま
福島だるま三春で張り子づくりを学んだ職人により作り方が広まる
1800年頃  
  1804年 ロシア使節レザノフが長崎へ
来航し、通商を求める。
  1821年 伊能忠敬の『大日本沿海輿地
全図』が完成
  1837年 大坂で大塩平八郎の乱が起きる



土湯こけし
土湯こけし雪深い土湯地方の木地産業としてはじまる

 

1840年頃  
  1841年 天保の改革が行われる
田島万古焼
土湯こけし陶工を招き窯を築かせ、独自の製陶が確立する
1845年  
  1868年 江戸幕府滅亡
  【明治時代】  
  1889年 大日本帝国憲法が発布
  【大正時代】  
  1923年 関東大震災が発生
  【昭和時代】  
牡丹こけし
牡丹こけし初代松木朝臣が昭和10年代前半に、お土産品としてつくられはじめる
1942年頃  
  1931年 満州事変が起こる
  1945年 日本国憲法発布

福島の伝統的工芸品年表終わり