奥会津編み組細工 写真

奥会津編み組細工

自然から生みだされた、日常に欠かせない生活用品

 編み組細工は、周りが雪景色になると農作業を終えた人々が、夏から秋にかけて集めた野草や山管やマタタビの蔓を材料として日常の生活用品として作られていました。
  自然の素材を用いて自らの手で民具を生み出す文化が、現代まで綿々と受け継がれています。

 

Ceramics AIZUNURI

工房紹介

 

  • 奥会津三島編組品振興協議会
     (三島町生活工芸館)
    TEL 0241-48-5502
    〒969-7402
    大沼郡三島町大字名入字諏訪ノ上395

奥会津編組細工の歴史

奥会津編み組細工 写真 奥会津編み組細工の歴史は縄文時代までさかのぼることができます。縄文時代後期(約2500年前)と言われる荒屋敷遺跡からは縄や各種編み組等の約1万点の籠類遺物が出土しています。これらの編組品の技法は、親から子へと伝承されて現在に至っています。

 

職人の技を知る

奥会津編み組細工 写真 縄文時代から人々の生活に密着してきた編組細工は、特別に材料を揃えるのではなく自然の中に存在する野草や蔓を利用して作られてきました。三島町生活工芸館の小柴謙さんは「普段の生活の中に当たり前に存在していた編み組細工ですが、いまでは貴重なものになりつつあります」と話します。
 その要因は、山管やマタタビ、山ぶどうの蔓など材料となる植物が少なくなってきていること、それに時代の流れとともに必要とされなくなってきたことがあげられます。しかし最近になって県内はもとより、県外から『編み組細工を自分の手で作りたい』と、その技術を学びに来る人が増えてきたといいます。編み組細工は誰もが作れる工芸品と思われがちですが、かなり奥深いようです。
 小柴さんは「現在、編み組細工の工人は約150人。これからもこの編み組の技術を後世に伝えていきたいと思います」と、語ります。