伊達氏の居城として重要な役割を果たしたとされる桑折町の国指定史跡「桑折西山城跡」では、11月8日までに、戦国時代に築かれたとみられる石積みの跡が発見されました。同町教委によると、東北地方で石垣が組まれたのは、安土桃山時代以降と考えられ、それ以前に工法の似た石積みが山城に築かれていたのは“県内では大変珍しく、当時の最新技術と考えられる”としています。同町教委は10日午後1時30分から発掘調査の現地説明会を開くということです。
桑折西山城は、戦国時代の1532(天文元)年頃、伊達氏14代稙宗(たねむね)が築城。稙宗と天文の乱を争った長男で政宗の祖父に当たる晴宗(はるむね)が家督を継ぎ、居城が米沢に移るまでの居城として、重要な役割を果たしたとされています。
石積みは、本丸西側に位置する西舘の出入り口で、崩された状態で見つかったということです。幅2~3メートルの通路の両脇に組まれていたと考えられ、西舘は本丸と同時期に築城された後、何らかの理由で建て直すことになったものの、築城途中で頓挫したとみられています。
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戦国最先端の石積み跡が「桑折西山城跡」で発見される!
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