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2016.01.20(水) 08:38 取材記事(教育旅行)鹿児島県立曽於(そお)高校が福島県の北塩原村といわき市で修学旅行を実施!

一面の雪景色に大興奮!

食事会場では食の安全や管理体制を学習

特製焼肉丼を堪能!

磐城農高生の風評被害払拭への熱意を実感

 平成27年12月15日から12月18日までの3泊4日の日程で、鹿児島県立曽於(そお)高校の2年生157名が修学旅行で福島県の北塩原村といわき市を訪れました。
 平成26年に開校した同校は、次世代を担う人材の育成を図るため、復興を支援したいという生徒の思いを踏まえ、第一回目の記念すべき修学旅行を福島県で修学旅行を行いました。
 取材に伺った12月15日は、グランデコスノーリゾートでスキー教室が行われ、生徒たちは初めて見る一面の雪景色に驚き、興奮しながら雪を満喫している様子でした。
 同日夜は、県産食材を使った料理や食品をPRする「高校生の高校生による移動マルシェ」が開催され、磐城農業高校の生徒によるライブキッチンや特製焼肉丼のおもてなしを通して、福島の食の安全性や風評被害払拭に向けた取組について理解を深めました。曽於高校の生徒たちは、県産食材で作られた料理のおいしさに感嘆し、さらに磐城農業高校が開発した加工食品の直売ブースでは、地元農家や食の安全管理体制について質問するなど、両校の生徒が交流する姿も見られ、福島への関心が高まった有意義な夕食会となりました。最後は、曽於高校からお礼の言葉と復興へのエールを込めた合唱のサプライズプレゼントがあり、会場は感動に包まれました。
 曽於高校の末川貴渚さんは「スキーは難しかったが、初めて見る雪景色を楽しめた。交流会では食の安全や伝統文化を守る福島の高校生の活動とその勇気に感動した」と話してくれました。また、学年主任の立森慈雄先生は「スキー教室や交流会を通して福島の良さを体感し、被災地研修を通して震災の実情を知ることができた。交流会最後の合唱では、福島の学生の涙ぐむ姿に感動した。ささやかでも現地の方々と一緒に勇気や元気を共有しあえる交流会となった」と語ってくださいました。
 食後は、いわき海星高校によるじゃんがら念仏踊りなども披露され、内容盛りだくさんの充実した交流会となりました。

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