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福島県教育旅行メールマガジン 2016年10月発行 vol.150

【1】楢葉遠隔技術開発センターで廃炉先端技術を体感しませんか。

 福島県楢葉町にある「楢葉遠隔技術開発センター」は福島第一原子力発電所の廃止措置を推進するために遠隔操作機器(ロボット等)の開発・実証試験を行う施設で、平成28年4月に本格運用を開始しました。
 研究管理棟のバーチャルリアリティシステムでは、3Dメガネを装着し、原子力発電所事故後原子炉建屋に入ったロボットが測定したデータをもとに、原子力建屋内での歩行をシミュレーションすることが可能です。顔の向き、姿勢などによって視界が移動し、とても高いクオリティで再現されています。
また、天井までの高さ40メートルもある試験棟では、幅や長さを調整できるモックアップ階段や、原子炉格納容器下部の実寸大模型などを利用し、試験を実施することが可能です。
 視察・見学、ロボット試験も可能ですので、ぜひこの機会に訪れてみてはいかがですか。

◯楢葉遠隔技術開発センター
 http://naraha.jaea.go.jp/index.html

【2】「いわき市地域防災交流センター 久ノ浜・大久ふれあい館」を見学しませんか。

平成28年3月14日にオープンした「いわき市地域防災交流センター 久ノ浜・大久ふれあい館」は、いわき市久ノ浜・大久地区の防災拠点とまちづくり活動拠点として設立されました。
 久ノ浜・大久支所としての行政機能に加え、公民館として会議室や調理室、和室を完備し、語り部講話や震災学習の学習拠点としても活用できます。 また、館内の「防災まちづくり資料室」では、久ノ浜・大久地区を襲った津波の映像や、震災後の被災者の生活をパネルやレプリカ等で展示。施設全体が震災の被害を後世に伝え、防災・減災を呼びかける役割を担っています。
実際に同館で語り部を行った、久ノ浜・大久地域づくり協議会の阿部忠直さんは「施設からは海岸を臨めるので、臨場感をもって津波の様子を伝えることができる。真剣に聞き入る来県者のみなさんのために、当時の気持ちや状況、風景を正確に伝えていきたい。」と、新しい防災拠点の重要性を語ってくださいました。
 ぜひ、震災学習においてご活用ください。
 いわき市地域防災交流センター 久ノ浜・大久ふれあい館のお申込みお問い合わせは下記の通りです。

 ◯いわき復興支援・観光案内所
TEL:0246-80-2051


【3】冬合宿は福島で!!平成28年度合宿誘致・交流促進事業助成金について。
 
  当協会では、福島県内で合宿を実施する県外の大学、高校、中学校の部・サークル等の団体へ助成金を交付する「福島県合宿誘致・交流促進事業」の冬季合宿分の助成申請について、現在受付を行っています。
 一定条件の下で実施する場合、交通助成と宿泊助成で最大20万円までの助成金を交付いたします。
 合宿期間中に県内の観光施設を利用した場合や福島県の地域の方と交流した場合について、合宿参加実人数に1,000円を乗じた金額又は、100,000円を上限に加算して助成金を交付いたします。
ぜひ、この機会に福島県で合宿を実施してみませんか。

○福島県教育旅行ホームページ
 http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=385



【4】福島空港のメガソーラーで自然エネルギーを体験しませんか。

 福島県は、復興に向けて「再生可能エネルギー先駆けの地」を目指し、2040年までに県内の消費エネルギー100%相当を再生可能エネルギーで創出する目標を掲げています。
 再生可能エネルギーについて理解を深めていただくために、この福島空港に隣接する太陽光発電所(1200kW)を舞台として、体験学習の場が設備されています。
また、見学だけではなく、実際に太陽光発電所での仕事を体験しながら学ぶことで、再生可能エネルギーをより深くご理解いただくことができます。
子どもたち向けにも、運営スタッフがわかりやすく体験学習をリードしますので総合学習や生活科の授業の一環として、科学部などの研究課題として、ぜひ足を運んでみてはいかがですか。

 ◯福島空港メガソーラー
 http://www.fksairport-solar.com/


【5】京都大学防災研究所が楢葉町と富岡町で震災研修を実施しました。

 平成28年9月3日から9日の日程で京都大学防災研究所(大学院工学研究科の大学院生)15名が楢葉町、富岡町において、東日本大震災の被災地における防災や減災対策の最新の実施状況を視察するため震災研修を実施しました。
 取材に伺った9月6日は、「富岡町3・11を語る会」の語り人ガイド西原千賀子さんの案内で、楢葉町と富岡町を視察。地震で崩壊した建物が並ぶ商店街や、原発事故により一部が帰還困難区域に指定されている夜ノ森地区、津波により失われた町のシンボル「ロウソク岩」など、未だ残る震災の爪痕を視察して、震災の被害の大きさを体感しました。
 今回の研修内容は、他の被災県である宮城、岩手県沿岸部の復興状況の確認や各地の大学訪問を通した技術研修も併せ、今後の研究に活かすとのことでした。
 詳しくは、下記URLよりご確認ください。

 ◯福島県教育旅行ホームページ
  http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=411


【6】愛媛県立新居浜商業高校が浪江高校と学校交流を実施。

 愛媛県立新居浜商業高等学校の平成28年10月4日から実施する修学旅行に先立ち、同校の代表生徒19名が、前日の3日に福島県立浪江高等学校の生徒と学校交流を実施しました。
 平成23年度に愛媛県の全面的な支援を受け、浪江高校が修学旅行で新居浜商業高校と交流したことがきっかけで、毎年交流を続けており今回の交流で6回目となりました。
 学校交流の第1部では、新居浜商業高校より、みかんジュースと卒業生が開発した「白いもキャラもっち」のお菓子のお土産贈呈、学校や地域の紹介などの上映が行われました。また、第2部では、浪江高校より、東日本大震災の被災体験や原発事故による避難生活について、過去の記録を朗読したり自分たちの思いを語ったりし、その後、防災に関するワークショップにおいて災害が起きた時に迫られる判断などをテーマにグループごとに模擬体験をし、日頃の備えの大切さや緊急時の優先事項について考えました。
 詳しくは、下記URLよりご確認ください。

◯福島県教育旅行ホームページ
 http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=412