霧の中を漂う和舟「霧幻峡の渡し」。あまりにも美しいその景色をたっぷり堪能しながら、奥会津の暮らしに潜む妖怪の存在にも近づいてみる…まさに幽玄の旅がここにあります。
「霧幻峡の渡し」は只見川の水面近くを走る手漕ぎの渡し舟。夏の朝には霧に包まれ、幻想的な情景が広がります。雄大な景色を眼前に、貸切の和舟に揺られながら金山町で焙煎されたコーヒーと奥会津の食材を使用した朝食をいただけます。朝の静けさ、自然の音に耳を傾けるのもよし。好きな音楽でリラックスするのもよし。船頭のエスコートによる極上の朝時間をお過ごしください。通常より30分長い75分間でゆったり運航します。
古くからの文化、伝統が色濃く残る奥会津。その中には口伝伝承により受け継がれてきた摩訶不思議な民話も。奥会津の著名な語り部・五十嵐七重さんによる昔語りで背筋がゾクゾクしたあとは、河童伝説の残る温泉をお楽しみください。旅館内にある水木しげる先生の水彩画も必見です。只見川を木造の和舟で進む「霧幻峡の渡し」で旧三更集落へ。300年という歴史を紡ぎながらも裏山の土砂崩壊によって廃村となった集落に残るお地蔵様・・・。
「見えないものとのくらし」を知り、異世界との”あわい”に触れてみては?