農家の思いを伝えたい！震災を機に開店した「肉と野菜の農家イタリアン Arigato」

　「私たちはお客さまと農家さんの架け橋のような存在。おいしい料理を通じて農家さんの思いを伝えることを使命のように感じています」と語るのは、隠れ家的レストラン『Arigato (ありがとう)』で料理長を務める小濱友和さん(写真：右から2人目)。2016年にオープンしたArigatoは、東日本大震災の風評被害に苦しむ農家の力になれたらと、郡山市近郊で仕入れた食材を中心に使用しています。また、各テーブルに料理を運ぶ際には、食材の特徴や生産農家についてスタッフが説明するなど、積極的に情報を発信しています。 　さらに、「第二の我が家」のようにリラックスして料理を味わってもらうため、お客さまの来店時には「お帰りなさい」と出迎えます。店を探すワクワク感も楽しんでもらおうと、看板はあえて設置していません。おいしい料理はもちろん、こうした温かい雰囲気や遊び心も味わえるのが、Arigato流のおもてなしです。 ※掲載情報は2023年8月時点のものです。掲載後に情報が変更となる場合があります。