来年のNHK大河ドラマ「八重の桜」のヒロイン新島八重と、夫新島襄の夫婦愛にあやかろうと、襄が一時期過ごした群馬県安中市が、八重の故郷・福島県会津若松市との観光交流に力を入れています。
東日本大震災や東京電力福島第1原発事故で打撃を受けた福島への応援も兼ねて、11月下旬に開く朝市で会津若松の農産物を販売し、ドラマのタイトルにちなんで「桜が見ごろとなる来春にはバスツアーを実現させたい」と意気込みます。
かつては安中藩士だった襄。安中には米国留学後に両親らと約10年ぶりに再会、ともに過ごしたかやぶき屋根の旧宅や、没後30年を記念して建設された教会堂、八重が訪れた際に宿泊した創業180年のしょうゆ屋が現存します。
旧宅では今春、安中で撮影された八重の写真や手紙の複製などを展示し、会津若松の情報も紹介するなど、8~9月の来館者は約1800人で、昨年同時期より千人以上増加。大河ドラマの効果が早くも出ている格好となっています。
バスツアーは、戊辰戦争の舞台となった鶴ケ城などを1泊2日で回る予定で、安中市商工観光課は「ドラマをきっかけに両市のつながりを多くの人に知ってもらい、現地にも足を運んでもらいたい」と期待しているということです。
「八重の桜」についてはこちらへ
http://www.yae-mottoshiritai.jp/
福島・会津若松で、来年のNHK大河ドラマ観光に一役!
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