福島県内の観光客入り込み数、前年比38.4％減の3‚521万人

福島県内の平成23年の観光客入り込み数は3‚521万千人で、前年に比べ38.4％減少したことを県が発表しました。震災による原発事故の影響が要因と考えられ、県内への観光客数が年間4‚000万人を下回ったのは平成3年以来、21年ぶり。

観光庁策定の基準に基づき、前年の入り込み数が年１万人以上、または前年の月間入り込み数が5‚000人以上の365の調査地点をまとめました。

観光圏域別の入り込み数は７圏域いずれも前年より減少しており、減少率が最も大きかったのは、警戒区域などが設定された相双地区のマイナス７８・６％で、いわき地区の同６５・６％と続きました。南会津地方もマイナス３６・２％となり、原発事故による風評被害が全県に及んでいることを示しました。

観光種目別の入り込み数はスポーツ・レクリエーションが前年と比べマイナス４９・６％、都市型観光が同４３.０％、自然が同４２・３％。

観光地別で最も入り込み数が多かったのは、磐梯高原で２０４万５千人で、会津美里町の伊佐須美神社が１３５万２千人、福島市のあづま総合運動公園が１１３万９千人の順でした。

詳細はこちらへ
http://www.pref.fukushima.jp/kanko/

平成23年観光客入込状況調査(資料：PDF)
http://www.pref.fukushima.jp/kanko/stat/23irikomi.pdf