「桃源郷」として名高い福島市の花見山は2月1日から、全面開放を再開します。1月29日、同市内で開いた花見山観光振興協議会総会で決定されました。昨年は花木の養生のため「花見山公園」内の立ち入りを制限していましたが、ファンの熱い要望に対し、園主の阿部一郎さんはじめ、地元住民が応えたということです。震災による原発事故の影響で、風評被害に苦しむ観光関係者は地域観光復興の起爆剤になると期待しています。
花見山は、春の観光名所として人気で、入り込み数は平成22年に32万人を記録したものの、震災、原発事故後の23年は9万4千人と減少し、24年は10万1千人。観光客数が戻り、花木が弱ってきたため昨年は、立ち入りを制限し周囲のみの散策となりました。
4月6日から29日までの見頃の時期には、周辺の道路で交通規制やシャトルバス運行が予定されており、また、同協議会のホームページで放射線量などの情報を提供するとしています。4月のシーズン本格化までに駐車場の除染などを行い不安解消にもつなげるとしています。
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