
喜多方市の佐藤暁子です。
3月27日(土)に、
喜多方市立高郷小学校の6年生とその家族で、
県立会津高等学校の避難所へ豚汁の炊き出しに行ってきました。
会津にも、被災者がたくさん避難されていますが、
避難所ごとに食事に差があり、おにぎりとバナナ、
カップラーメンのみなど、暖かい料理が全く提供されていない
避難所があります。中通りも同様だと思います。
たくさんの避難所を設置している市町村は、災害業務に追われ、
なかなか食事の内容にまで手が回らないようです。
尻込みせずに、近所の避難所を訪ねてみませんか?
そして、もしも冷たい食事しか提供されていないようであれば、
炊き出しボランティアに出掛けましょう!
もちろん炊き出しだけでなく、
避難所では、とにかく人手が不足しています。
<炊き出しの注意点>
(1)必ず、事前に避難所担当者と連絡を取り、
状況を十分に確認し、炊き出しの許可を取ること。
いきなり押しかけることは、迷惑になります。
(2)プロパンガス、コンロ、食材など、調理に必要な
ものはすべて持参すること。食器・はしの準備が
必要かどうかについても、確認しましょう。
(3)残った料理をどうするか、事前に避難所担当者と
相談すること。持ち帰らないと、避難所の迷惑になる
こともあります。

地震・津波の被害が少なかった地域の大人には、
今まで以上に大きな責任と役割があります。
ここで逃げたら、そりゃ、いかんでしょう。
敵は、見えない放射能ではありません。
大人である私たちが、過剰な不安に惑わされ、
弱者を追い詰め、衝動的な行動を取ることです。
人類至上最悪の災害ですが、険しい峠の向こうには、
きっと希望の郷が待っています。
大人の責任として、私たちは「子めら」を
そこへ導かなければなりません。
誰かのせいにしても、三月十日に戻ることはできない。
一人ひとりが「災害復興の当事者」として、
自分の現場を守り、手をつなぎ、
子どもたちと被災者を守りませんか。
ともに、峠の向こう側を目指し、
一歩ずつ、はい上がって行きませんか。
テレビやパソコン・ケータイから、いったん顔を上げて、
避難所へ出掛けましょうよ。
被災者へ手を貸すために、それぞれの現場で
声を掛け合いましょうよ。
私も、力の限り、子どもたちと一緒に
会津の現場を守らせて頂きます!
