塙町の風呂山公園には、4000株の山つつじが植えられています。大正元年に当時の青年会のメンバーによって植えられました。
4000株になったのは、昨年3月ですが、今から100年前に重機や機械もなかった時代に、3000本あまりのつつじをあの勾配のあるところに植えたと思うと本当に頭が下がります。
塙町観光協会では、平成18年より本格的なつつじの手入れを行ってきました。
塙町さつき愛好会やボランティアの方に手入れをしてもらっていますが、それと並行し、平成21年から竹粉を撒いています。
竹粉は、あの竹の子の竹からできています。竹林は、現在、手入れがされていないところが多く、荒れた状態のところが多いのが現状です。
我が家の竹も伸び放題、なんとか竹の子はとれますが、手入れが行き届いていないので、収穫できるのは、あまり数が多くはありません。
竹粉の作り方は、竹を切り、チッパー機にて粉砕し、チップ状に市、植繊機(しょくせんき)にかけ、粉状にします。
この処理をした竹粉は、未分解の有機物だそうです。
この粉上になった竹粉を地表に撒きます。ここからは若干わかりにくく、専門的になるのをお許し願いますが、
竹粉を地表に撒くのが重要だそうです。なぜなら自然界の落ち葉の堆積した環境を農地に再現する仕組みで、自然界の仕組みを農地に再現することで、農産物が健全に育ち、連作障害などの弊害が少なくなると言われているそうです。
以上、まち振興課農林振興係に教えてもらって受け売りです。
塙町では、町内の生産者にご協力いただき実証実験(ダリアやメロン)を行っています。
竹粉の袋は一体30キロと重いうえ、山の頂上から撒いていくので汗をかきながら撒きます。
お、重い。引きずりながら移動させ、てみ(オレンジ色の道具です)に移し撒いていきます。
暑いのと竹粉の酸っぱいにおいが気になりますが、体を動かし、いい汗をかき、気持ちがよかったです。
いろいろな方に協力をいただき、つつじが満開に咲くように手入れがされているのです。
竹粉農法、観光に関するお問い合わせは、塙町観光協会(塙町役場まち振興課)0247-43-2112までお願いします。