信夫山の中腹、東側の岸壁に彫られた麿崖仏群。平安末期のこの地の豪族・伊賀良目氏の持仏、聖観音を安置したのがはじまりとされている。現在の観音堂は慶長19年(1614)に再建されたもの。江戸時代には麿崖に三十三観音が刻まれるようになり、人々の信仰を集めた。
(福島市)