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2019.03.28(木) 09:14 取材記事(教育旅行)長崎県立長崎工業高校の2年生が来県!いわき市で震災講話と工場見学を行いました。

クレハの広大な工場敷地に驚く生徒たち

当時の被害状況を学習

震災の話を聞き、防災を学ぶ

クレハの商品から専攻の化学を学ぶ

[日程]
平成31年2月19日から2月22日

[学校名・学年・人数]
長崎県立長崎工業高校 2年 313名

[来県市町村]
いわき市

[本県を訪れた目的]
九州では熊本県でも大きな地震が発生していることから、福島県への修学旅行を通して、防災意識を持つことと、更には他県を知ることで県民性や地域性に触れることで感受性を高めることを目的。

[取材内容]取材日:平成31年2月20日
 一行はそれぞれの専攻の学科に関連のある企業で震災講話と工場見学を行いました。取材を行った工業化学科の生徒は、いわき市の「株式会社クレハ」で震災講話を受けました。大規模な工場だからこそ避難経路や避難場所に工夫が施されており、その重要性に耳を傾けていました。
 また、具体的な震災当時の状況を聞くことで、自身が同じ状況に遭遇した場合のイメージを持つことができ、防災に対する意識や備蓄の重要性などを学んでいました。震災から目を逸らすのではなく、事実をしっかりと受け止め、そこから得た貴重な教訓を自分の生活に活かすことが大切だと実感していました。

[生徒のコメント①]
「福島の復興の早さに一番驚いた。前向きな意識があったからこそ、これほどの早さで復興が進んだのではないかと思う。家族や友人などには自分が肌で感じた事実をきちんと伝え、緊急時に大切な人を守れるようにしたい。その思いや重要性を伝えるためにも、ボランティア活動など自分にできることは積極的に参加したいと思う。」
(2年生 初田 喬一さん)

[生徒のコメント②]
「テレビなどのメディアの情報以外に福島県の情報を得るすべがなく、がれきや廃墟が未だに数多く存在すると思っていた。実際に見ること、聞くことの大切さを痛感した。避難経路や避難場所など今まで意識をしていなかったが、その重要性を認識することができた。備蓄なども含め、そういった意識の差が、いざという時に重要となることが学べたので、長崎に戻ったら率先して活動しようと思う。」
(2年生 上野平 瑞生さん)

[先生のコメント]
「比較的地震の少ない長崎県でも、熊本など近県での震災をうけ、防災意識を高める必要があると考えた。メディアからの情報だけで被害や復興の様子が十分に伝わっていなかったが、今回の研修を通じて復興に対する前向きな団結力、防災意識を学ぶことができた。生徒同士の会話や行動にも変化があり、次年度以降も福島での震災学習を継続したい。」
(落水 保紀先生)

◎株式会社クレハのプログラム情報はこちら
https://www.tif.ne.jp/kyoiku/program/disp.html?id=609

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