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2020.02.18(火) 09:00 取材記事(教育旅行)熊本県立牛深高等学校がいわき市で修学旅行を実施。震災学習やいわきマリンタワー見学を行いました。

ハワイアンズ従業員、野木さんの震災講話

いわきマリンタワー

復興へ進むいわき市を見学

展望台からは広い海が見渡せます

[日程]
 令和2年1月22日~1月25日(3泊4日)
(本県の滞在は1月22日~23日)

[学校名・学年・人数]
 熊本県立牛深高等学校 2学年 64名

[来県市町村]
 いわき市

[本県を訪れた目的]
 本校所在地と同様に目の前に大海原が広がるいわき市で、被災された方の生の声を聞いたり、震災後の現在の姿を見たりすることを通して、あの震災の恐ろしさやその後の復興に向け努力する方々の姿から学ぶことが目的。その学びが、生徒たちの心を動かし、思い出に残る修学旅行が実現できるという考えから今回の研修に至った。
                                                 
[取材内容]
 取材日:令和2年1月23日(会場:いわきマリンタワー・三崎公園)
 修学旅行初日、宿泊先のスパリゾートハワイアンズ従業員野木さんより、震災講話をしていただきました。東日本大震災当時まだ幼かった生徒たちは、被災された方の生の声を通して、改めて震災の恐ろしさを知ることとなりました。「緊急時において、何よりもお客様を優先すること。」「従業員もお客様も混乱しているなか、いかに冷静に対応するか。」その精神と対応力に心を動かされた生徒たちからは、多くの質問が挙がりました。
 翌日は、いわきマリンタワーを見学。展望台から一望できる広い海の景色を楽しみました。その後はタワーの周辺を散策し、海を眺めながら昨日学んだことや福島の思い出をお互いに話し合っていました。

[生徒のコメント①]
「福島は離れていることもあり、あまり詳しくなかった。初めて実際に来てみて、山が多く海もあるので地元と似ていると思った。震災講話では、従業員の方々が震災発生時、約2800人のお客様を安全に誘導するために行動したというお話を聴いて、サービス業としてのお客様最優先の姿勢に感銘を受けた。」
(2年 佐々木翔さん)

[生徒のコメント②]
「福島県はもっと地震の影響が残っていると思っていたが、予想より落ち着いていて過ごしやすい街だと感じた。震災講話では、急な地震で自分たちも動揺しているなか、お客様を第一に考えての行動をとったとの話を聴き、その行動力に驚いた。フラガールショーは衣装が華やかで見ていて楽しく、あっという間に時間が過ぎた。復興や地域活性化のために明るく周囲の人に元気を与える姿を見て感動した。」
(2年 後迫瞭寧さん)

[先生のコメント①]
「いわきマリンタワーから見える海沿いの民家と海は、牛深高校と海の距離感とほとんど同じ。今回福島に来て、より防災意識を高めることができた。
今回の講話で学んだ、従来の枠に留まらず新たなことにチャレンジする姿勢は、創造、そして復興に繋がっていく精神だと感じた。」
(校長 中島一成先生)

[先生のコメント②]
「モニターツアーに参加した際に、復興に向け頑張っている方々の姿を見て、ぜひ生徒たちにも見てほしいと思い福島県に来た。中でもいわき市は海辺の震災の影響を知ることができる。震災講話は生徒にとっても興味深かったようで、皆積極的に質問していて、野木さんも丁寧に答えてくださった。
スパリゾートハワイアンズをはじめとする施設の方々のあたたかい対応からは、サービス精神を学ぶこともできた。自分が見てほしかったものを生徒たちに見せることができた。」
(2学年主任 浦田涼先生)



今回利用された施設はこちら

◎スパリゾートハワイアンズ
https://www.hawaiians.co.jp/

◎いわきマリンタワー
https://kankou-iwaki.or.jp/spot/10051

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