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2014.12.24(水) 09:08 取材記事(教育旅行)長崎県立佐世保南高校がいわき市で修学旅行を実施!

沿岸部視察で震災当時の説明を受ける

アクアマリン福島で震災講話

いわき総合高校のフラダンス披露

学校交流で集合写真

 長崎県立佐世保南高校の2年生235名が、平成26年12月10日から13日の3泊4日の日程で修学旅行を実施し、前半の行程の10日~11日は本県いわき市を訪れ、震災復興学習と学校交流を行いました。同校は、昨年から福島県内で修学旅行を実施し、震災後2度目の来県になります。
 初日の10日は、いわき市常磐地区の宿舎に到着後、ホテルスタッフから震災当時の話や復興に向けた取組について講話があり、生徒たちは熱心に耳を傾けていました。
 11日は、同市沿岸部の薄磯地区などを視察し、震災語り部から津波の大きさや被害について説明を受け、生徒たちは、時折信じられないといった表情をしながらも真剣に聴き入っていました。「アクアマリンふくしま」では、震災当時の講話を聴いた後、復旧した館内を見学しました。その後、いわき総合高校を訪れ、同校生徒たちとの交流会が行われました。いわき総合高校の生徒がフラダンスを披露したほか、お互いの学校紹介やワークショップなどを通して生徒たちは終始笑顔で親睦を深めていました。
 佐世保南高校の大川教頭は「佐世保市はほとんど地震もなく、港も深い入り江に囲まれているため過去には大きな津波による被害もない。そのため生徒たちの地震や津波に対する防災意識はあまり高くない。いわき市では、地震を含めた災害に対する危機管理や防災のあり方について学び、共助や絆の大切さを知り今後の生活に活かしてほしい」と話していました。また、生徒会長の宮良遥花(みやらはるか)さんは「福島の人は、優しくてとても穏やか。交流会をとても楽しみにしていた。震災復興学習では、今できることを頑張ってやってほしいという言葉が心に残った。福島で体験したことを後輩にも伝えていきたい」と感想を語っていました。
 一行は2日間の本県での行程を終え、次の目的地である東京都へ向かいました。

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