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2015.03.30(月) 18:00 取材記事(教育旅行)大宮医師会看護専門学校が猪苗代町などで被災地研修を実施!

菅野氏の講話を聴く

赤べこの絵付け体験

雪化粧した鶴ヶ城前で記念撮影

取材をさせていただいた右から影山さんと金子さん

 埼玉県の大宮医師会看護専門学校の学生65名が、平成27年3月11日から12日まで1泊2日の日程で、被災地研修のため猪苗代町と会津若松市を訪れました。
 取材に伺った11日午後、猪苗代町に到着した一行は、宿泊先のホテルで震災の影響で飯舘村から避難している元農業高校校長の菅野元一氏から震災講話を聴きました。菅野氏は教育の重要性や避難者の立場から地震の恐ろしさ、原発事故への憤りなどに触れ、また奥様が看護師だったことから看護師の苦労を夫婦で分かち合うことや人との関わりの大切さなどを学生たちに伝えていました。多くの学生たちは、この話題に共感の表情を浮かべていました。
 影山かがりさん(1年次生)に感想を伺うと、「震災から4年という節目の今日、当事者の想いを聞けて良い機会になった。そのなかでも、人との関わり方を大切にするという話が心に残った。今後、患者さんとのつながりを作っていきたい」と今後の目標を語ってくれました。
 金子裕美さん(1年次生)は、「福島はテレビの特集で見る機会はあっても、どこか遠い存在だった。震災で友達や家族関係、仕事が変わるなど、自分に置き換えると困難な状況。仕事と学校で忙しい中、自分には何ができるか考える機会になった。会津若松市は小学校の林間学校以来なので、鶴ヶ城の見学が楽しみ」と話していました。
 日頃、仕事と学業を両立する学生たちは、未来へ向かう本県の姿を看護の道を進む自らに重ねながら今回の講話を聴き、翌日は会津若松市内での赤べこ絵付け体験や鶴ヶ城見学を行いました。

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