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2017.06.26(月) 10:08 取材記事(教育旅行)東京の開成高等学校1年生が学年旅行で来県! 磐梯山噴火記念館、磐梯山3Dワールド、五色沼散策を実施

磐梯山噴火記念館で佐藤館長の講話

噴火記念館内を見学

五色沼自然探勝路を散策

沼の水質について学ぶ

[日程]
平成29年6月8日から6月9日(1泊2日)

[学校名・学年・人数]
1年生 400名

[来県市町村]
1日目 会津若松市
2日目 コース別研修(会津若松市、北塩原村、田村市、喜多方市、猪苗代町、本宮市、下郷町、白河市)                
 
[本県を訪れた目的]
同学年の旅行委員による学年旅行の条件として、学校から約3時間30分程度で行ける方面での企画プレゼンテーションの結果、福島県への企画内容が圧倒的に人気が高く高得点を獲得したことから、この度の本県での学年旅行が決定した。1日目は2班に別れ、会津若松市内の鶴ヶ城や会津藩校日新館の研修を行い、2日目は生徒自ら企画した特徴のある8コース約50名ずつに分かれて研修を実施した。
 コースの企画を通し、実際の旅行中に起こりうる出来事に対して生徒自らが様々な視点から課題を解決し、コースを作り上げていくことを大きな目的としている。

[取材内容]取材日:平成29年6月9日(コース別研修:北塩原村)
 午前中は磐梯山噴火記念館において、佐藤館長による火山と噴火の講話が行われた。
はじめに、東日本大震災の津波被害等を事例とし、防災の必要性について話があった。また、国内外で起こった数々の噴火や、磐梯山の噴火によって裏磐梯にできた湖沼群の観光資源や自然の恵みなど、火山の魅力についても学んだ。中でも、富士山が噴火したことを想定した場合などに、開成高校に起こり得る被害状況についての話では、全員が真剣な眼差しで聴く様子がうかがえた。講話の後は、館内を見学し、磐梯山の噴火の歴史等について学んだ。
館内を見学した後、時間に余裕が出来たため、急遽「磐梯山3Dワールド」見学を行い、臨機応変な対応が印象的であった。
午後は五色沼探勝路を約60分かけて散策し、五色沼の水質、植物、生き物などについて同行したガイドが解説した。同校の学生は五色沼の水質等について事前に学習をしており、時折ガイドから出される難問クイズにも的確に回答する学生の様子も見られた。

[生徒のコメント①]
「福島県はとても空気がきれいで、自然や歴史的な遺跡がたくさん残っており好印象を抱いた。日新館では、あの時代に質の高い教育があったことがすごいと思った。飯盛山はあいにくの雨で白虎隊が見た鶴ヶ城の景色を見ることは出来なかったが、どういう気持ちで自刃したのかを想像した。コース別研修は学校の先輩がとても綺麗だと言っていた五色沼散策を選び、同じ旅行委員の竹内君がまとめた資料を基に冊子を作った。事前にネットや図書館で写真や映像をたくさん調べたが、まさに百聞は一見に如かずであった。天気が良く湖面に反射した光や映る木々がとても綺麗で空との境界が分からなくなるくらいで全部想像以上だった。また福島に来たい。」
(1年生 西岡 大 さん)

[生徒のコメント②]
「旅行委員として行程の提案や、噴火記念館の佐藤館長とメールでやり取りをした。五色沼散策をするにあたって、福島大学の論文を参考に五色沼の水質についてまとめた。それぞれ水質が違うため、棲んでいる生物も違うと知り、更に興味が出た。まとめたものを西岡君に冊子にしてもらい、五色沼コースの全員に配った。昼食前に時間が余ってしまい、急遽磐梯山3Dワールドを見学した。日新館も五色沼も見る時間が足りず、もっと福島に居たかった。今回の反省点を事後レポートにまとめ、来年の修学旅行に活かしたい。」
(1年生 竹内 ゆうた さん)

[先生のコメント]
「基本的に行程などは全て生徒達が決定しているため、彼らがどういうものを作り上げるのか、後ろから見守っていくだけ。指示はしない。普段からアンテナを広げ、こういうものが良いと探したときに、見つけられるようになっていなければならないと話しているが、今回の福島県での学年旅行では見つけられたようだ。
福島県には生徒達の興味に見合った素晴らしい環境や施設があるのがありがたい。私も時間を見つけ、会津の町を歩いてみたい。」
(清水 先生)


[写真]

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