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2018.02.26(月) 09:37 取材記事(教育旅行)長崎県立鹿町工業高校が修学旅行で来県!農家民泊とスキーで雪国の生活を体験しました。

民家到着。農家の方にあいさつ

おいしいご飯で一気に緊張がほどける

緩やかな傾斜で、初心者でもじっくり技術習得

ひと滑りして、休憩

[日程]
平成30年1月23日から1月25日(2泊3日)
※全体では1月23日から1月26日(3泊4日)

[学校名・学年・人数]
長崎県立鹿町工業高等学校、2学年、148名

[来県市町村]
南会津町

[本県を訪れた目的]
 農家民泊とスキーで雪国の生活を体験することで、自然の豊かさを学ぶとともに、自然災害に対する減災・防災意識を身につけることが目的。

[取材内容]取材日:平成30年1月23日〜24日(会場:南会津町内、会津高原たかつえスキー場)
 来県初日に農家民泊で南会津町を訪れた。
 南郷地区で農園を営む民家へ宿泊するグループは、はじめは緊張気味だったものの、地元の人々のあたたかい歓迎と柔和な雰囲気で、すぐに打ち解けて会話も弾んでいた。
 夕食では、自家製のこんにゃくや気持ちのこもった手料理を囲み、リラックスして過ごす姿が見られた。勉強や部活、長崎県と福島県の違いについて語り合う和やかな雰囲気が印象的だった。
 翌日はスキー・スノーボード学習が行われた。
 初めてみる雪景色に胸を弾ませて、生徒たちは元気にゲレンデへ。インストラクターの指導のもと、スムーズに技術を習得して、開始1時間後には思い通りにスキー・スノーボードを楽しむ姿が見られた。

[生徒のコメント①]
「お世話になった民家に、薪ストーブがあって驚いた。外はたくさん雪が降っているのに、家の中はとても暖かく、生活の知恵が生かされていると思った。初めて会った人の家に泊まるということで、最初はとても緊張したけど、みなさん優しくて安心した。すぐに自然にコミュニケーションをとることができるようになり、このコミュニケーション能力は今後の受験や仕事で必要になると思うので、伸ばしていきたい。」
(小林克海さん)

[生徒のコメント②]
「人工雪でのスキーは一度やったことがあるが、天然の雪は初めて。南会津は雪質が良く柔らかくて滑りやすく、とても楽しかった。
今朝は、家の前の雪かきを手伝った。今まで見たことのない量の雪だったので、除雪を行う地元の人々は大変だと思った。雪国で暮らす人のたくましさを感じ、1日だけでも、その役にたてたなら嬉しい。」
(三田航聖さん)

[先生のコメント]
「例えば、雪が降って濡れたらその先どうするか。慣れない環境でも、先を読んで行動する意識が防災・減災につながる。さらに農家民泊では、雪国の生活の知恵を学び、どんな点に気をつけて雪かきするかなど、雪国特有の保全意識を学ぶことができるだろう。それを今後の生活にどう活かすか、生徒たちには真剣に考えて欲しい。また、本校は寮で生活する生徒が多いので、あたたかい家庭の中でのコミュニケーションは、嬉しい思い出になった。地域の方のサポートにより、素晴らしい研修が行えた。」
(教頭 高田佳男先生)

◎福島県の農家民泊
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/32031a/fui-gt.html

◎南会津農村生活体験推進協議会(みなみやま観光株式会社)
http://www.minamiaizu.co.jp/

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