> ニュース&トピックス > 2018.10.01(月) 09:34 新潟県五泉市立五泉中学校が今春再開の飯舘中学校を訪れ「ホストタウンサミットin 飯舘」に参加
テレビ電話で離れた中学校と意見交換
五泉中学校の活動紹介
グループに分かれて意見交換
まとめた意見を発表
[日程]
日程 平成30年8月8日(日帰り)
[学校名・学年・人数]
新潟県五泉市立五泉中学校 1年~3年生 30名
[来県市町村]
飯舘村
[本県を訪れた目的]
五泉中学校では東日本大震災から7年が経過した中、震災についての教訓が風化する事を懸念する声があることから、生徒会活動の中で震災を学び、復興の現状を知るため、現地を訪問する企画を行い交流先として今春再開の飯館中学校との学校交流が実現した。
[取材内容]取材日:平成30年8月8日(飯舘村・飯舘村立飯舘中学校)
飯館村は、2020年東京五輪・パラリンピックに向けてラオスのホストタウンになっており、飯館中学校では「ホストタウンサミットin飯舘」を開催し、この度来校した五泉中学校はモンゴルのホストタウンとなっていることから、海外からの選手を受け入れて地域間交流を深める活動の意見交換を行った。
更に台湾のホストタウンに選ばれた静岡市の安倍川中学校と岩手県野田村の野田中学校の二校はテレビ電話でのサミット参加となり活動の紹介を行ったりして会場を盛り上げた。
また、毎年夏休みに交流事業を行っている神奈川県の栄光学園中学校・高校の生徒も昨年に続き来校し「地域を盛り上げるためにホストタウンをどのように活用するか」というテーマで三校が小グループに分かれて意見を出し合い発表し交流を深めた。
[生徒のコメント①]
東日本大震災について飯舘村のことは何も知らなかった。事前にインターネットで飯舘中学校が去年まで仮設校舎で授業を行っていて、今年から村に戻ったことを知り、大変だったと思っていたが、飯舘中学校の生徒は自分たちで村に活気を戻すために笑顔で、堂々として楽しんでいるのがとても印象に残った。中学生の自分たちが復興に取り組むことで町が元気になると感じた。
(五泉市立五泉中学校 3年 長 奏斗さん)
[生徒のコメント②]
飯舘村に入ると震災当時からそのままになっている空家を見て、想像以上の衝撃を受けた。しかし、復興が進む飯舘中学校の校舎は、木材を使って環境や健康に配慮した美しいものでとても驚いた。飯舘中が今の姿を2020年東京五輪に向け国内外に発信しようとしている事を知り、一緒に自分たちも協力して町を盛り上げていきたいと思った
(五泉市立五泉中学校 3年 鈴木 龍之介さん)
[先生のコメント]
命の大切さを学ぶために生徒会が東日本大震災の復興途中の地を訪れることを企画し、飯舘中学校との交流に繋がったが、飯舘中学校では、予想以上に村の復興・再生に生徒たちが自ら考え実行しており、ホストタウンの取組など、交流の中で学ぶことが出来た。生徒たちにはその場所にきて、自分で見て、聞いて、話して感じる事で生きる力を学んでほしい。
(五泉市立五泉中学校 生徒会担当 石田 勇弥先生)
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