
日本テレビ系の映画番組「金曜ロードショー」のヒストリーを辿りながら、スタジオジブリ作品の魅力を紹介する展覧会「金曜ロードショーとジブリ展」を今年7月より、福島県で開催します。
1985 年に始まった「金曜ロードショー」は、翌86年に「風の谷のナウシカ」(84年、宮﨑駿監督)を初放映(※)して以来、これまで200回以上にわたってスタジオジブリ作品を放映してきました。
その歴史はスタジオジブリが人気を確立し、作品の評価を不動のものとしていく足跡と共にあり、現在も続いています。
本展では、放送された時代ごとの記憶と記録を通じて映画の魅力に迫るほか、昭和から平成、令和に至る世相を掘り起こすことで、スタジオジブリ作品が持つ時代性と普遍性を浮かび上がらせます。圧倒的なデータベースでタイムスリップする体感型の展覧会をどうぞお見逃しなく!
(※)「風の谷のナウシカ」の初放送は85年、日本テレビの特別番組

みどころ
時代と世相
スタジオジブリ作品の公開年、そして「金曜ロードショー」で初放送された年がどんな時代だったのかを振り返りながら、映画の魅力に迫ります。
昭和から平成、令和に至る世相を、各時代の記憶と記録を通じて浮かび上がらせてきます。

風の谷のナウシカ 王蟲の世界
金曜ロードショーとスタジオジブリのヒストリーの原点である「風の谷のナウシカ」(1984年、宮﨑駿監督)に登場する“腐海”をリアルに表現。
圧巻のクオリティーで作られた王蟲、大王ヤンマ、ムシゴヤシなどが待つ空間は、来場者を魅了することでしょう。

ジブリの幻燈楼
2018~19 年に開催された「ジブリの大博覧会」富山展のために作られた巨大な「ジブリの幻燈楼」が福島展に登場。ガラスの町・富山の富山ガラス造形研究所、富山ガラス工房、地元作家らが制作を担当し、スタジオジブリが監修しました。
キャラクターをモチーフとしたガラスに光を照射することで、映画の世界観を音と光に包まれながら体感できます。

ジブリ映画ポスタースタジオ
スタジオジブリ作品のポスターの中に飛び込んで、主人公のように撮影できるフォトスポットが登場。
まるで架空のスタジオに迷い込んだような空間で、いろんな作品の主人公になった気分を楽しめます。
