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2017.03.17(金) 13:37 取材記事(教育旅行)茨城県龍ヶ崎市立城ノ内中学校がスキー宿泊学習で来県しました! スキー講習と宿泊ホテルでの震災語り部講

講話会場はホテルのロビー

生徒から質問を受ける

スキーの基本姿勢を教わる

リフトに乗るのも大丈夫

[本県日程]
平成29年2月5日~7日(2泊3日) 

[学年・人数]
1学年 200名

[来県市町村]
猪苗代町

[本県を訪れた目的]
1年生がスキー宿泊学習のために来県した。
震災前は福島県でスキー宿泊学習を行っていたが、震災後は群馬県に変更した。震災から5年以上過ぎ、受入に安全が確認され、福島県の復興への貢献とバス助成を利用できることから福島県へ戻した。

[取材内容]取材日:平成29年2月5日~7日
猪苗代の箕輪スキー場に到着後、初日からスキー講習を行い、その夜、震災語り部の遠藤裕也さん(富岡町3.11を語る会所属)の講話が行われた。遠藤さんは震災当時中学生で生徒と同じ年代での体験と今に至るまでのことを話し、ここから得た教訓を今後に生かして欲しいと伝えた。
スキー講習では、初めてスキーを体験する生徒がほとんどで、豊富な雪に歓声を挙げていた。他にもスキー講習に参加できない生徒のために雪像づくりやスノーモービル乗車体験なども行い、みんな楽んで福島の冬を体験した。

○生徒のコメント
震災講話を聴いて、当たり前のことが当たり前ではないことが分かりました。ちゃんと布団で寝れること、広い部屋があること、お風呂に入れること、温かいご飯を食べれること、テレビを見れること、明かりがあること、水道から水が出てくること、ガスや火を使えることなど、たくさんの「当たり前」が「当たり前」でないことに驚き、また、それが出来ないことの辛さを知ることが出来ました。これからは、すべての「当たり前」に感謝して生活したいです。


きれいだった場所を一瞬にして壊してしまう自然災害は本当に怖いと思いました。遠藤さんが私達に伝えてくれた「今のうちに最高の思い出をつくる」ということを大切にして、明日、明後日のスキー宿泊学習もこれからの学校生活でも最高の思い出を作りたいと思いました。また、自然災害は、いつ、どこで起こるか分からないので、身を守るにはどういうことをすべきか考えて行動したいと思います。


私はスキーが初めてでした。最初は、思うように止まれなかったり、転んでしまったりしましたが、1日目の最後のころにはコツをつかんできて、スキーが楽しくなりました。2日目と3日目は天候が荒れて立っているのも大変でしたが、Cリフトに乗って上からすべれるようになりました。苦手なカーブもできるようになってきました。インストラクターの先生、ありがとうございました。


○先生のコメント
宿泊したホテルは全体的にきれいで生徒たちも喜んでおり、貸切であったのでとても良かった。スキー講習もインストラクターの方々が生徒たちをよく見てくれて、リタイアして班からもれてしまった生徒たちに対しても対応してくれて良かった。震災講話については事前に震災を振り返る学習をしてから臨み、被災した方から直接話が聞けた事も、とても良い経験ができ勉強になった。
(学年主任 鴻巣伸一先生)

[今回の訪問場所について]
・箕輪スキー場
http://www.ski-minowa.jp/

[写真]

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