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安全登山の心得

1計画を立てる

計画こそが安全登山の第一歩。
どの山に、どのルートから登るのか、登山地図を入手し、コース全体を俯瞰して危険箇所を予測します。
入山から下山までの通過するポイントと所要時間を算出し、下山時刻まで想定できたらひとまず完成です。

計画を立てるイメージ

2共有する

計画を立てたら登山をする本人だけに留めず、同行者にも必ず共有しましょう。また、同行者だけでなく、家族や友人に計画を伝えておくことが大切です。万が一、 遭難したという時に捜索の手がかりとなります。

3装備を整える

登山靴、ザックのほか、速乾性に優れたアンダーウェア、雨から身を守るレインウェアが重要です。
日帰りでもヘッドライトは必携装備のひとつ。
登山の専門雑誌や書籍を参考に、計画した山のレベル、季節に合った装備を用意しましょう。

装備のイメージ

4体調を管理する

当日までの体調管理は万全に。
登山の基本は「早出早着」。天気が不安定になる午後の行動を避けるためです。普段の生活より早朝からの行動が求められるので、 睡眠不足になりがちなので、数日前から慣らすようにしましょう。

5天気を判断する

せっかく計画を立てたのに、天気予報はあいにくの雨。
雨具を着て行動することできますが、荒天が予測される場合は危険度が高まるので、潔くリスケしましょう。 こんな時のために「山は逃げない」という言葉があるのです。

悪天候のイメージ

6登山届を出す

入山する前に「登山届」を提出しましょう。山によって、自治体によって条例で義務付けられている場合もあります。
予定している登山経路を記すほか、同行者名や連絡先、自宅の連絡先、装備の内容などを記入してください。
出発前に記入しておくと登山口でスムーズです。

登山届サンプルPDF(外部のサイトが開きます)
登山届の提出 - 福島県警本部(外部のサイトが開きます)

登山届のイメージ

7準備運動を必ず

登山は「全身運動」です。スポーツをする前と同じで、入山前には準備運動を行いましょう。
関節を大きく動かし、体を温め、息を少し上げてから登り始めれば、膝や腰のケガ、心肺機能への急な負担は回避できます。

8水分補給・エネルギー補給

登山は長時間、全身の筋肉を動かします。荷物を背負っての山道の登り下りは、汗をかき、エネルギーを消費します。 登山中はこまめな水分補給を心がけ、適宜行動食を採ってエネルギー切れにならないようにしましょう。また、ルート上の水場を確認して必要量の水を用意しましょう。

行動食のイメージ

915時までに行動を終える

山の天候は午後になるほど不安定になります。
夏は雷が起きやすく、冬は日没が迫るため、15時までにはその日の行動を終えるように計画します。
また、想定より行動が遅れている場合には、早めに引き返すなどの判断も必要です。

薄暗い登山道のイメージ

10地図で常に現在地を確認。
迷ったら引き返す

地図を持っているだけでは無意味です。行動中、地図を見ながら、自分がどこにいるのか常に確認しましょう。
万が一、道に迷ったら引き返す勇気が必要です。登り返すこともありますが、闇雲に下るより、現在地がわかる場所まで引き返す方がはるかに安全です。
日没近くなればむやみに動かず、最大限の暖かい恰好でビバーク(緊急野営)という手段も。
不慮の事故やケガで動けない場合は最悪の事態です。地域の警察や消防に救助要請をしましょう。

登山地図確認のイメージ

おまけ

登山は計画で行程を想像する時から、登山を終え、写真を見返したりすることも楽しい時間になります。
行程を振り返ったり、行った山のことを書籍などで調べ直したりすることで、一つの山行が豊かな経験となり、次の登山へとつながっていきます。
安全で楽しい登山を続けていきましょう。

福島県山岳遭難対策協議会(外部のサイトが開きます)

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