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2013.08.30(金) 17:23 取材記事(教育旅行)熊本県立球磨工業高校生による仮社殿奉納鎮座祭の模様を取材!

関係者の集合写真

鎮座祭の様子

左から蔵座さんと藤田さん

縁日の様子

 8月20日、東日本大震災の大津波で流出した南相馬市小高区川原田地区の天照皇太神宮に熊本県人吉市の球磨工高が仮社殿を寄贈しました。鎮座祭は地元の氏子や同校の生徒たち約30人が出席しました。国内唯一の宮大工養成コースがある球磨工校の建築科伝統建築コースは昨年2月、復興支援のため津波で被災した南相馬市鹿島区の山田神社に社殿を寄贈しました。
 球磨工高伝統建築専攻科の蔵座慎太郎さん(2年生)は「仮社殿の修復は、生徒8名で2年間にわたる課題研究において丸1年かかりました。南相馬市の方々に喜んでもらえたので修復してよかった。今後も被災地のために出来る事をしていきたい」と話してくれました。
 同校の藤田昌平さん(2年生)は「みんなの思いを一緒に持ってきました。南相馬市の皆さんから温かい言葉をいただき、逆に皆さんから元気をいただきました」と話してくれました。
 川原田行政区長の楽伸一郎さんは「避難生活が続く住民にとって、心のよりどころとなる場所がやっとできた。みんなで大切にしていきたい」と感謝の気持ちを言葉に表していました。
 一行は、午後から同市鹿島区の男山八幡神社に移動し、被災された人たちを励ますため縁日を開催しました。縁日に訪れた子どもたちは、かき氷を食べたり、スーパーボールすくいをしたりして生徒たちとの交流を楽しんでいました。

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