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2015.10.16(金) 16:15 その他島根県立隠岐島前高校とふたば未来学園高校の生徒たちが福島県広野町・川内村で交流事業を実施!

学校交流の様子

有機栽培に使うアヒルを見学

新妻夫妻の手作りカレー

キンニャモニャのしゃもじ踊りの披露

 平成27年9月21日から22日の日程で、島根県立隠岐島前高校と福島県立ふたば未来学園高校の各校12名が、お互いの地域における課題の解決に向けた取り組みを学ぶため、交流事業を行いました。
 取材に伺った21日は、ふたば未来学園高校内で自己紹介が行われた後、クイズ形式で双葉郡の震災後の県外避難者数や割合などについて学び、生徒たちは積極的に意見交換をしながら交流を深めました。
 各校の紹介では、隠岐島前高校は地域の過疎化の対策のひとつとして、生徒が企画・運営し、島外の中高生を招いて島民と交流を行う5泊6日の旅「ヒトツナギ(人つなぎ)」の取り組みについて紹介しました。また、ふたば未来学園高校は広野町が主催するサマーフェスティバルへの出店や留学生との交流について紹介し、生徒は初めて聞く互いの取り組みについて真剣に耳を傾けていました。
 その後、広野町内の折木・東下地区集会所へ移動し、アヒルを使った米の有機栽培に取り組んでいる新妻有機農園の新妻良平氏から震災翌年から農業を再開した話などを聞きました。
 昼食は新妻さん御夫婦から、震災後、全国から広野町へ特別派遣された警察官へ1,600食以上差し入れを行ってきた手作りカレーを振る舞っていただき、その御礼として隠岐島前高校の生徒による隠岐島の伝統舞踊であるキンニャモニャのしゃもじ踊りが披露され、大変な盛り上がりをみせました。
 隠岐島前高校の川本和伽さん(2年生)は「双葉郡の地域の人たちは復興のために頑張っていると聞いていたが、高校生も積極的に地域の事を考え、提案し行動していて刺激を受けた。また、放射線について報道を見て心配することもあったが、実際に来てみて何も心配することはないことが分かった」と話していました。
 この後、一行は、広野町の仮設住宅訪問や、川内村のフィールドワークに取組みました。

 〇双葉郡教育復興ビジョン推進協議会 http://futaba-educ.net/
 〇福島県立ふたば未来学園 http://www.futabamiraigakuen-h.fks.ed.jp/
 〇島根県立隠岐島前高校 http://www.dozen.ed.jp/

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