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2016.03.09(水) 09:46 取材記事(教育旅行)栃木県壬生町立壬生中学校の皆さんが猪苗代町でスキー研修(立志式)を実施!

磐梯山を望みながらスキー研修!

立志式にて将来へ向けて決意を表明

震災語り部の青木淑子さん

真剣な表情で講話を聴く生徒たち

 平成28年2月2日から4日の2泊3日の日程で、壬生中学校2年生の生徒190名が、立志式とスキー研修、震災語り部講話による震災学習のために猪苗代町を訪れました。
 初日、スキー教室が行われた沼尻スキー場では、快晴の中、磐梯山の景色を一望し、景色を楽しみながらスキーに励んでいました。そして夜に行われた立志式では、家族からの手紙が配られ、生徒たちはこれまでの生活に感謝すると共に、将来への決意を表明する場となりました。
 2学年主任の赤羽根康始先生は「震災の年も福島でスキー研修を行った。毎年来ているが環境がとても良い。今回のスキー研修では、集団生活の基本や協調性を養うことが1つの目的で立志式や語り部講話を通して、将来について考える機会にしたい」と今回の研修の意義を話してくださいました。
 翌3日はスキー教室の後、震災語り部による講話が行われました。『富岡町3・11を語る会』の語り部の青木淑子さん(元富岡高校長)は、当時の写真を交えて「ふるさとを失った悲しさはあるが、1人でも多くの若者に今の福島を知り、関心を持ってもらいたい」と訴えました。時折、生徒たちと対話する場面もあり真剣に考える様子が伺えました。
 生徒の村上琴海さんは「研修を通じて、家族への感謝の気持ちを日頃から大切にしようと思った。語り部講話もとてもためになり、スキー体験の楽しさや美しい景色なども一緒に福島県の魅力を栃木に持ち帰りたい」と話してくれました。同じく荒川裕平さんは「立志式は将来について考えるきっかけになり、さらに語り部講話を聞いて、自分の将来を見つめ直すよい機会になった」と将来への強い決意を語ってくれました。

沼尻スキー場:http://www.numajiri-ski.jp/
富岡町3.11を語る会:http://www.odagaisama.info/?page_id=24

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