> ニュース&トピックス > 2021.11.19(金) 14:00 手工業の技術を体感「会津本郷焼(あいづほんごうやき)」の手びねり体験
絵付け体験
会津本郷焼
手びねり体験
会津本郷せと市
■急須の茶こし部分発祥の地・窯元ごとに全く違う会津本郷焼
福島県会津美里町の東部エリア(旧会津本郷町)に伝わる「会津本郷焼」は、400年以上の歴史から国の伝統的工芸品産地に指定されています。
土を原料にした陶器と、石を原料にした磁器の両方を製作する珍しい地域で、北海道・東北・関東の中では磁器を作製する唯一の窯場となっています。地元原産の土や石を原料に、陶器専門の窯元や磁器専門の窯元、両方を製作する窯元など、各職人の個性豊かな作品は会津本郷焼とひとくくりにするには色も作風も多種多様で、窯元ごとに新しい出会いがあります。また、急須の茶こし部分を日本で最初に作るなど、そのアイディア性とオリジナリティの高さが会津本郷焼の特徴です。
●【会津本郷焼紹介動画】継承されていく伝統と歴史
https://youtu.be/uAr-UQLzUVY
■東北最古の歴史をもつ会津本郷焼
会津本郷焼の歴史は古く、1593年の安土桃山時代に、若松城(鶴ヶ城)の大改修を行うため、黒瓦を製造したのが始まりと言われています。その後、当時の本郷村に陶土が発見されたことで1645年頃から本格的な陶器の製造が開始され、会津藩の支援を受けて発展を遂げました。
1800年には本郷村で磁器の原料・大久保陶石が発見され、磁器の製作を考えた藩は、磁器誕生の地と言われる有田焼の産地(佐賀県有田町)へ命がけの潜入調査を行い、白磁の製法技術を得たと言われています。
幕末には100以上の窯元が作陶する一大産地となりましたが、戊辰戦争では陶工も藩士として出陣し、工房が戦火に見舞われるなど、衰退と再興を繰り返しました。1993年にはその歴史と伝統技術が認められ、伝統的工芸品産地として指定。現在は12軒の窯元が400年以上の伝統を守り受け継いで作陶を続けています。
■ふれて、描いて、会津本郷焼を体験
体験メニューには手びねり体験や絵付け体験があります。工房によって受入れ人数は様々ですが、300名程であれば、エリア内の各工房に分かれて体験ができます。講師の陶工さんは出張に対応しており、大きな会場で一斉に体験したり、会津エリア以外の県内各地で体験することも可能です。また、10名以下程度の少人数であれば、各工房でろくろ体験に挑戦することができます。
体験後は、陶器の表面をガラス質に変化させる釉薬(うわぐすり)が陶工さんの手により丁寧に施され、焼成して、体験から2~3ヶ月ほどで皆さんの元に送り届けられます。
屋内の活動のため雨天中止の心配が無く、また宿泊施設での夜時間を活用するのもおすすめです。
機械工業が発達した中、ひとつひとつ手作業で作り上げる会津本郷焼が、なぜ400年以上受け継がれてきたのか。それは機械には生み出せない職人の個性が愛されてきたからに他なりません。枠にとらわれないオリジナル作品作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。
●会津本郷焼 伝統工芸体験 概要
問合せ先:0242-56-3007(会津本郷焼事業協同組合)
所要時間:手びねり体験・・・約2時間
絵付け体験・・・約1時間
対応人数:~300名程度
料 金:体験内容、講師の出張有無等により変わります。要相談
WEB:https://aizuhongouyaki.jp/
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