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福島県教育旅行メールマガジン 2017年5月発行 vol.157

【1】平成29年度福島県への観光誘客助成等事業のお知らせについて

 福島県内に観光や教育旅行等でお越しいただく方への補助金・助成制度についてお知らせします。
 詳しくは、下記「平成29年度福島県への観光誘客助成等事業一覧表」を御覧ください。なお、予算額に達すると終了する事業もございますので、各事業主体に直接お問い合わせください。

◎「平成29年度福島県への観光誘客助成等事業一覧表」ダウンロードページ
  http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=438


【2】埼玉県の本庄東高校水泳部が合宿で来県!温泉で疲労回復!集中力を高め、真剣にトレーニングに取り組みました!

 平成29年3月28日から31日の3泊4日の日程で、福島市(土湯温泉)で本庄東高校水泳部24名が合宿を行いました。
 4月から入部予定の新入生を迎えた初めての合宿。休憩中の和やかに過ごす様子とは打って変わり、入念にストレッチを行った部員たちは、5コースある25m温水プールでトレーニングを開始し、基本的なクロールから、平泳ぎ、背泳ぎなど、筋肉の動きを確かめながら丁寧にトレーニングを進めていました。黙々と厳しいメニューをこなすトレーニングの姿からは、集中力と大会出場への強い意気込みを感じました。
 先生・生徒のコメントや練習の様子など詳細については、下記URLよりご確認ください。

◎福島県教育旅行ホームページ
 http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=437


【3】千葉県の流通経済大付属柏高等学校がルネサンス棚倉で新入生オリエンテーションを行いました!

 平成29年4月13日から14日の1泊2日の日程で、棚倉町で流通経済大学付属柏高等学校1年生が震災学習を兼ねた新入生オリエンテーションを行いました。
 流通経済大学附属柏高等学校は、以前からルネサンスをオリエンテーション会場として使用していましたが、震災、原発事故によって場所変更を余儀なくされ、2年前より再開。震災後、今年で3回目になります。
 富岡町3.11を語る会の代表、青木淑子さんによる震災講話「復興を支える人のつながり~東日本大震災のその後を語る~」と題して富岡町の震災から現在までの状況を、青木さんが富岡高校の校長だったことから生徒たちの震災からの出来事や思いを新入生に気持ちを込めて語りかけました。
 生徒・先生のコメントや、震災講話の様子など詳細については、下記URLよりご確認ください。

◎福島県教育旅行ホームページ
  http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=441


【4】静岡県の飛龍高等学校がオリエンテーションで来県!いわき新舞子浜でクロマツの植樹ボランティアを行いました! 

 平成29年4月25日から26日の1泊2日の日程で、飛龍高等学校1年生が震災学習とボランティア活動を兼ねた新入生オリエンテーションを行いました。
 学生たちは3つの班に分かれて、「オーガニックコットン畑」、「ひろのオリーブ村」、「いわき新舞子浜防砂林再生活動」の3つのボランティアを行いました。今回、その1つのいわき新舞子浜防砂林再生活動のクロマツ植樹のボランティアを取材しました。
 3クラス141名が2~3名に分かれ、一人2本のクロマツを津波で流されてしまった松林の跡に鍬で穴を掘り等間隔に植えました。用意された300本のクロマツは2時間程度ですべて植えられ、生徒たちは使い慣れない鍬に苦戦しながらも、クラスメイトと初めての共同作業で友情を深め、自分の植えたクロマツの前で満面の笑顔で記念撮影をしていました。
 生徒・先生のコメントや、植樹の様子など詳細については、下記URLよりご確認ください。

◎福島県教育旅行ホームページ
 http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=442


【5】諸橋近代美術館 企画展「ダリの美食学(ガストロノミー)」が開催中です!

 諸橋近代美術館で企画展「ダリの美食学(ガストロノミー)」が開催されています。
 20世紀を代表する芸術家、サルバドール・ダリ(1904年~1989年)は、スペイン北東のカタルーニャ州に属する都市フィゲラスの出身です。カタルーニャ州はスペインの中でも独自の文化を築いた土地で、料理に関しても例外ではありません。肥沃な大地と地中海の恵み、そして多様な民族との交差によってもたらされた食文化から、スペイン随一の美食の地とも呼ばれています。この地で生まれ育ったダリは大変なグルメでしたが、それ以前に、彼は「食」に対して奇妙な執着を持っていました。多様な食物に対して向けられた関心は、やがて芸術家としての人生を歩み始めたダリの作品にも反映されるようになりました。
 画展「ダリの美食学(ガストロノミー)」では当館のコレクションより約60点のダリ作品を展示します。ガストロノミーとは食材の調理方法に留まらず、料理を中心として様々な文化的要素で構成される学問です。「美とは可食的なものであろう」という言葉を残したダリの、奇妙な食の世界に迫ります。
 学生の皆さんには沢山の本物の芸術に触れて、パンフレットの写真では分からない、実物の絵の大きさや、絵の具やインクの匂い、筆のタッチ等を自分の目で見て感性を磨いていただきたいと思います。
 ワークショップやコレクション展も同時開催中です。詳細はホームページをご覧ください。

開館時間:午前9時30分~午後5時30分
     ※入館は閉館の30分前まで
開催期間:2017年4月20日(木)~2017年9月3日(日)
     ※6/26日(月)は展示替えのため休館
観覧料:一般950円(900円)
     高校・大学生500円(450円)
     小・中学生 無料
     ※()内は20名以上の団体料金です。常設展の観覧料も含みます。

◎諸橋近代美術館ホームページ
 http://dali.jp/


【6】★体験日報★ケイワ・ゼロエミプラントならはを見学してきました!

 楢葉町に、震災廃棄物リサイクルプラント「ケイワ・ゼロエミプラントならは」が今年の5月9日に完成しました。工場の取組の説明や工場見学などができ、新たな教育旅行受入施設となります。
 同施設は、東日本大震災によって発生した、震災がれきや建設廃棄物などを選別し、最終的に残った廃棄物を小さな石(造粒石)として製造する施設です。造粒石は一日当たり約140トン製造でき、復興工事の際に盛り土などの材料として活用されます。
場所は、常磐自動車道広野ICを降りて車で5分、Jヴィレッジ付近の楢葉南工業団地内にある真っ白な建物が目印です。
 教育旅行の受入は今年の7月頃から開始予定です。震災学習の新たなプランとしてぜひ、ご活用ください。

★体験して★
 「ケイワ・ゼロエミプラントならは」は、初めから教育旅行の受け入れを計画して見学専用通路が作られ、工場内の機械や手摺は目に楽しくカラフルに塗られています。作業動線と交わることがないので、安全に見学が出来ると思いました。
 福島に来県する学生の皆さんには「福島はがれきがなくなって復興が進んでいる」という情報から一歩進んで、がれきがどこに行ったのか、どうやって処理されたのかという疑問を持つ事で、どんな技術できれいにしたのかという過程を学習してほしいと思いました。
「ケイワ・ゼロエミプラントならは」では、世界的にも大きな課題である廃棄物処理について学べます。さらに福島ならではの放射線量に対しての取り組みについても聞く事が出来ます。半径20キロ圏内の円に入ってしまったことで楢葉は危険なイメージがついてしまいましたが、工場の線量を自分の目で実際に見ていただければ、安全だという事を信じることが出来ると思います。
 南三陸の災害廃棄物処理業務に恵和興業の造粒処理技術が採用され、99.3%のリサイクルに成功したという話を伺い、教育旅行でこうした確かな技術を知ることにより、廃棄物処理について興味をもったり、将来の技術者が誕生するかもしれないと思うと、学生たちの無限の可能性にワクワクします。
 福島県で廃棄物処理について深い学びを体験してみてはいかがでしょうか。

◎恵和興業株式会社ホームページ
 http://www.keiwa.be/