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福島県教育旅行メールマガジン 2015年3月発行 vol.131

【1】オリンピアンとあそぼ♪雪の大運動会in会津磐梯山エリアが開催されました。

 平成27年2月14日、15日に会津地方振興局主催の「オリンピアンとあそぼ♪雪の大運動会in会津磐梯山エリア」が北塩原村、猪苗代町、磐梯町のスキー場で開催されました。このイベントは震災以降低迷している会津磐梯山エリアのスキー教育旅行を再興させるため、福島県内外の子どもたちとその両親を対象に行われました。
 運動会には、ソチオリンピックに出場した上村愛子さんや星野純子選手、遠藤尚選手の日本を代表する3人のアスリートが招かれ、子どもたちと触れあいながら競技に参加しました。
 14日の午後には、猪苗代町のスキー場でソリ競走や雪上綱引きなどが行われ、子どもたちは憧れのアスリートを前に目を輝かせ、元気いっぱい楽しみました。各競技の成績上位者には、アスリートたちから賞品が送られました。上村愛子さんは「寒い一日でしたが、あっという間の時間でした。雪遊びでも、スキーでも一生懸命挑戦してみてください」と参加した子どもたちにエールを送っていました。
 郡山市から親子で参加した小学校2年生の菅澤翔啓(しょうけい)さんに感想を聞いたところ「とても楽しかった。スキー競技をやっているので、上村さんや星野さん、遠藤さんのような素晴らしい選手になりたい」と笑顔で答えてくれました。
 翌15日には、磐梯町のスキー場で開催されました。

○福島県教育旅行ホームページ
 http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=314


【2】「関西・ふくしま大学生交流事業」で関西の大学生が来県しました!

 平成27年2月17日から19日まで2泊3日の日程で「関西・ふくしま大学生交流事業」が実施されました。この事業は、東日本大震災に伴う風評の払拭を図るとともに、関西地域と福島県の学生の交流を通じて福島県のこれからについて一緒に考えていくという趣旨で福島県が主催しました。3回目の実施となった今回は、関西の学生12名と本県の学生11名が共に県内を視察しながら意見交換を行いました。
 17日、大阪空港から福島空港に到着した関西地域の学生たちは、福島県の学生たちと合流し結団式に臨みました。空港ビル内では震災時の福島空港や航空会社の役割などについての講話を聴き、その後、その後バスで移動し福島市の「除染情報プラザ」や伊達市のモモ畑などで放射線や農産物の検査体制等についての説明を受けました。
 取材に伺った18日には、学生たちは津波の被害を受けた相馬港や富岡町の家屋などを地元のガイドから説明を受けながら視察し、いわき市では仮設住宅入居者からの被災時の話に驚きの表情を見せる場面も多く、避難生活での体験談を真剣な眼差しで聴き入っていました。
 関西大学2年生の山下唯衣さんは「被災地を実際に自分の目で見て、テレビを通して見るより衝撃的だった。関西の周りの人たちに伝えたい」と話してくれました。
 翌19日は、成果発表会を行った後、いわき市内の「県水産試験場」や「アクアマリンふくしま」などを視察し関西の帰路に就きました。

○福島県教育旅行ホームページ
 http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=315


【3】宮崎県の小林西高校が猪苗代町でスキー修学旅行を実施!

 宮崎県の小林西高校の2年生66名が、平成27年2月16日から18日までの2泊3日の日程で猪苗代町と郡山市で修学旅行を実施しました。
 修学旅行初日の16日、生徒たちは飛行機で羽田空港に到着した後、空港からバスで郡山市入りし語り部による震災講話を聴きました。その後スキー研修を行うため猪苗代町へ移動しホテルに到着した生徒たちは、横断幕と福島県のマスコットキャラクター「八重たん」、野口英世のマスコットキャラクター「ひでよくん」や関係者などから盛大な歓迎を受け、生徒たちは満面の笑みを浮かべていました。
 翌17日のスキー研修では、良質な雪とインストラクターの指導もあって、午後にはスキーを上手に滑れるようになっていました。
 学級委員長の儀保七海(ぎぼななみ)さんは「震災があったにも関わらず、明るく暮らす福島の方々に元気をもらった。こんなに多くの雪を見るのは初めてで、スキーはもちろん、雪合戦もしてみたい」と笑顔で話してくれました。
 バレーボール部主将の丸野聖羅(まるのせいら)さんは、「福島の食べ物はとてもおいしい。大勢で食べたことで、より良い思い出になった。スキー練習をしっかりして、うまく滑れるようになりたい」と意気込みを語ってくれました。
 3日間の本県での日程を終え、スキーを満喫した生徒たちは、次の目的地である東京都へ向かいました。

○福島県教育旅行ホームページ
 http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=317


【4】熊本県の八代白百合学園高校が福島市などで修学旅行を実施!

 熊本県の八代白百合学園高校の1年生124名が、平成27年3月2日から6日までの4泊5日の日程で郡山市、福島市、いわき市などで修学旅行を実施しました。
 修学旅行2日目となる3月3日、本県入りした生徒たちは、郡山市内の「福島県農業総合センター」で食品の放射線モニタリング検査の様子を見学し、福島県産の食品が厳しい検査を受けた上で出荷されていることに驚いている様子でした。
 その後、福島市内の「コラッセふくしま」に到着した一行は、地元のマスコットキャラクター「ももりん」や「八重たん」、観光関係者などから盛大に歓迎を受け大変喜んでいる様子でした。
 生徒たちは、環境省と福島県が共同で運営している「除染情報プラザ」のアドバイザー青木仁氏から原発事故に伴い避難指示が出されている地域の現状や除染の方法などの専門的な話に真剣な表情で耳を傾けていました。また、「カリタス原町ベース」(カトリック教会)のシスターである畠中ちあき氏から、本人が被災者でありながら現在もボランティア活動を行っていることや、震災当時の被災地の様子の講話を聴きました。
 生徒会副会長の岩田都鼓(みやこ)さんは「放射線について知らないことが多かったので、不安に思うこともあったが、今日の講話を通して福島の安全性を理解した。今後は自ら福島について調べ、真実を家族や友人に話したい」と語ってくれました。また、高木和佳乃さんは「原発事故の影響で苦しんでいる人の気持ちを理解し、少しでも力になれる努力を心がけていきたい」と話していました。木村梨藍(りらん)さんは「福島県の食べ物が世界一安心できることが分かった。熊本県に帰って、福島県産の食材が売っていたら積極的に購入し、支援に繋がればいいと思う。大人になったら再び福島県を訪れ、今とこれからの復興の様子を比較したい」と話してくれました。
 同日夜、宿泊先の北塩原村のホテルでは、被災者を避難所として受入していた当時の話を聴き、翌日はいわき市で被災現場を視察するなど震災学習を実施しました。

○福島県教育旅行ホームページ
 http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=318


【5】福島県内の山開きに参加して、くろがね小屋に泊まろう!

 福島県観光物産交流協会では、ふくしまDC開催に合わせた連携企画「福が満開、福のしま。ようこそ!くろがね小屋へ」を開催します。
「ふくしまデスティネーションキャンペーン」開催期間中、福島県内の山開き登山に3回以上参加した登山者へ抽選で、くろがね小屋1泊2食付宿泊券又はオリジナルバンダナを各50名様にプレゼントします。応募対象は平成27年3月下旬から6月30日までの間で県内の山開き登山に3回以上参加された方県内の登山を楽しみ、ぜひご応募ください。

○福島県観光物産交流協会
 http://www.tif.ne.jp/jp/topics/topics_disp.php?id=1152


【6】「白河小峰城」の一般入場が再開。白河桜まつりが開催されます。
 
 白河市にある「白河小峰城」は、江戸時代に築かれた総石垣作りを特徴とする城です。日本百名城のひとつとなっており、市のシンボルとして多くの人々に親しまれています。
 東日本大震災の影響により石垣が崩落するなどの被害を受け、長期にわたり立ち入りが禁止されていましたが4年にも及ぶ復旧工事を経て、平成27年4月19日(日)より、天守閣内への入場が再開されることとなりました。
 同日には復興式として白河桜まつりが開催されます。桜の開花時期になることもあり、天守閣からは満開になった桜も望むことができます。大きな被害から蘇り、城下町にそびえ立つ小峰城から、福島復興への確かな希望を感じてみませんか。

○白河観光物産協会ホームページ
 http://www.shirakawa315.com/


【7】空想とアートのミュージアム「福島さくら遊学舎」でアニメを学びませんか?

 「新世紀エヴァンゲリオン」などを手掛けるアニメ制作会社「ガイナックス」。その子会社となる「福島ガイナックス」が平成27年4月1日(水)に三春町に開設されます。
 旧桜中校舎を利用したスタジオ内ではアニメの原画作成などが行われ、さまざまなアニメ作品が福島から発信されます。そして、併設されたミュージアム「福島さくら遊学舎」では、原画展示やアニメ制作過程の紹介、ワークショップなどが企画されており、日本が世界に誇る文化に触れ、学ぶことができます。教育旅行の受入れを積極的に行う方針もあり、子どもたちの夢や豊かな心を育む場を目指しています。
 子どもから大人まで多くの人々に親しまれているアニメ。その魅力や制作現場を知ることができる日本初の本格アニメーションミュージアムとなっていますので、ぜひお越しください。

○福島ガイナックスホームページ
 http://fukushimagainax.co.jp/