> メールマガジン一覧 > 福島県教育旅行メールマガジン 2016年2月発行 vol.142

メールマガジン

福島県教育旅行メールマガジン 2016年2月発行 vol.142

【1】福島県教育旅行復興事業(バス助成)について

 福島県では、本年度に引き続き、平成28年度も福島県教育旅行復興事業を実施予定です。
 なお、補助要件の変更に伴い様式が変更となるため、新しい様式の公開及び申請書類の受付は平成28年4月1日からを予定しておりますので、ご了承ください。

 ※本事業の実施確定は、平成28年度の予算成立後となります。

 (申請に関するお問合せ先)
福島県教育旅行復興事業事務局
〒963-8877
 福島県郡山市堂前町6-4 郡山堂前合同ビル3階
 Tel  024-926-0147
(受付時間:平日9時30分から17時30分まで)
 Fax  024-926-0165
 E-mail fks.kr.rw.office@gmail.com

○福島県観光交流局観光交流課ホームページ
 http://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/32031a/kyoiku-05.html


【2】常陸太田市立金砂郷(かなさごう)中学校の皆さんがスキー教室・震災学習を実施!

 平成28年1月20日から22日の3日間、茨城県常陸太田市立金砂郷中学校の1年生102名が、スキー教室と震災学習のため猪苗代町を訪れました。スキー教室が行われた箕輪スキー場で、生徒たちがインストラクターの指導の下、徐々にコツをつかみ、笑顔を見せながら、スキーの醍醐味を満喫していました。
 1学年主任の清水洋美先生は「福島県は茨城県から近く、アクセスが良い。良質なパウダースノーのゲレンデで、気持ち良く滑ることができた。昨年度も猪苗代町を訪れたため、旅行の行程もスムーズに立てることができた。生徒たちには、スキー教室を通して親睦を深めてほしい」と話していました。
 取材に訪れた21日はスキー教室の後、震災語り部による講話が行われました。いわき市沿岸部の薄磯地区に住んでいる語り部の大谷慶一さんは、津波が押し寄せ一刻を争う恐怖の中で、とっさに判断することの重要性や人命の尊さ、震災の教訓について、体験を踏まえながら具体的に説明し、生徒たちはメモを取りながら、真剣な眼差しで聞き入っていました。
 生徒の池崎愛玲那さんは「震災では、一瞬の判断が生死を分けてしまうことが怖いと思った。いざという時のため、正しい判断力を身につけたい」同じく生徒の海老根圭太さんは「大地震や大津波がきた時、自分だったらどうするかを考え、これから避難訓練などでは様々な災害のケースを想定して、集中して取り組みたい」など、生徒たちは災害への意識が高まり、真剣な表情で語ってくれました。石川洋治教頭先生は「津波の被災体験を聞いて、生徒たちも衝撃を受けただろう。反面、語り部の大谷さんの話にはとても惹き付けられていた様子だった。たくさんの犠牲があった東日本大震災だが、今回の語り部講話を通して、自分の命は自分で守るという教訓を残してくれた。津波だけでなく、様々な災害で今回の震災の教訓を忘れないでほしい」と感想を述べられました。
 生徒たちはスキー教室を通じて、福島県の雄大な自然を満喫し、震災講話では、貴重な体験から教訓を学び、これからの未来について考えた貴重な機会となりました。

○箕輪スキー場について
  http://www.ski-minowa.jp/

○詳しくは福島県教育旅行ホームページをご覧ください。
 http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=374


【3】熊本国府高校の皆さんが北塩原村でスキー研修を実施!

 平成28年2月2日から5日の4日間、学校法人泉心学園熊本国府高校2年生の生徒369名が、スキー研修のため北塩原村を訪れました。
 スキー研修が行われたグランデコスキー場では、2月3日、粉雪が舞う抜群のパウダースノーの中、生徒たちはスキーも上達し、気持ちよさそうにシュプールを描いていました。また、ソリ滑りでは、雪しぶきをあげたり、友達と仲良く笑顔で思い思いに福島の雪山を楽しんでいる様子でした。
 2学年主任の印南真一先生は「福島県でスキー研修を行うのは初めて。今回のスキー研修は、スキー場や宿泊関係者の協力をいただき、計画をスムーズに立てることができた。ゲレンデも広く、生徒たちが伸び伸びと体を動かしスキーを満喫できた。この研修の中で、苦労しながら感覚をつかみ、体力面、精神面でも大きく成長してほしい」と話していました。
 生徒の内田愛さんは「年始には熊本に雪が降ったが、福島は比べものにならないほど雪が多くて驚いた。裏磐梯の雪はパウダースノーで柔らかく、今までで一番滑りやすかった。明日は上級者コースにチャレンジしたい」と笑顔で話してくれました。同じく生徒の高島魁人さんは「ダイヤモンドダストを見ることができて感動した。熊本では見られないので嬉しかった。インストラクターの方も丁寧で分かりやすい説明で、楽しんでスキー研修ができた」と満足した表情で話してくれました。
 親切丁寧なインストラクターの指導の下、生徒たちは2日間一生懸命練習に取り組み、心身ともに充実したスキー研修となりました。

○詳しくは福島県教育旅行ホームページをご覧ください。
 http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=375


【4】奥会津の合宿ガイドブックが完成しました。

 福島県奥会津の柳津町、三島町、金山町、昭和村、只見町、南会津町(南郷・伊南・舘岩)、檜枝岐村の7町村9地域で構成された「只見川電源流域振興協議会」では、このほど奥会津合宿ガイドブックを作成しました。
 奥会津は、豊かな自然と静かな環境の中、清々しい空気の中で思う存分体を動かしたり、合唱や演奏をするなど、集中して一つの事に打ち込むことができる最適な環境で、また、積雪が多く雪不足を心配することなくウィンタースポーツもでき、年間を通して様々な合宿に対応できる地域となっています。
 ガイドブックにはスポーツ施設、宿泊施設の他に、各町村の助成事業の案内も掲載されています。さらに、会津鉄道を利用すれば浅草から直結で列車が運行されており、アクセスも良好です。
 ぜひ、奥会津の合宿ガイドブックをご覧いただき、合宿に訪れてみてはいかがですか。

○奥会津合宿ガイドブックの問い合わせ
 只見川電源流域振興協議会
 電話:0241-48-5525


【5】「会津地域工場見学ガイドブック」が完成!

 福島県会津若松商工会議所は産業観光推進の一環として「会津地域工場見学ガイドブック」を作成しました。巨大工場から小さな町工場や工房まで職人の仕事への関心が高まりつつあることから、ものづくりの現場を見学することができます。
 ガイドブックには、エネルギー、工業製品、伝統工芸食品工場など9分野32スポットが紹介されており、各工場の見学所要時間、料金、施設の特徴などが掲載されています。
 ぜひ、ガイドブックをご活用いただき、工場見学をしてみてはいかがですか。

○会津若松商工会議所ホームページ
 http://www.aizu-cci.or.jp/a-cci-inC1/02-topics/t2015/t2015-32.htm


【6】福島県立博物館で「震災から5年を迎えて」が開催中。
 
 福島県会津若松市にある福島県立博物館では、東日本大震災や東京電力福島第一原発事故の被害を伝える特別展「震災から5年を迎えて」を開催しています。
 津波で曲がった道路標識など、「震災遺産」として学芸員らが収集した資料が115点も展示されているほか、専用のゴーグル型端末をつけ内側に映し出された立体映像に合わせ顔を動かしたり歩いたりすると、それに合わせて映像が動く「3Dデジタル震災遺構アーカイブ体験」で実際に被災地にいるような体験が県内で初めて公開されています。
 3月21日まで開催されており、午前9時半から午後5時、入場無料、月曜は休館です。
 ぜひこの機会に、会津若松市で震災学習をしてみてはいかがですか。

○福島県立博物館
 http://www.general-museum.fks.ed.jp/index.html