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メールマガジン

Vol.020 2005年12月

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┏┏┏   社団法人福島県観光連盟 教育旅行専門部会発行
┏┏    「学習リゾートうつくしま・ふくしま」教育旅行情報
┏┏┏       2005年12月発行       Vol.020
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 福島県はいま「総合的な学習の時間」に実体験の場を提供し、未来を担う子
どもたちのために「学習リゾート」の基盤整備に力を入れています。
 福島県内の多様で多彩な体験学習メニューや、学習コーディネーターの情報、
最新のニュースなどをこのメルマガを通して、ご理解いただければ幸いです。
 学習旅行、校外学習にはぜひ福島県へお越しいただけるよう、心よりお待ち
いたしております。

  社団法人福島県観光連盟会長(福島県知事)  佐藤 栄佐久
  福島県の公式教育旅行ホームページ
         ⇒ http://www.pref.fukushima.jp/kanko/kyoiku/
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┏ 目 次
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 1・【積雪情報】福島県内のスキー場、昨年より半月早く続々オープン
 2・【姉妹都市】安積開墾で郡山市と鳥取市が姉妹都市提携
 3・【胸像建立】「荒城の月」のモデル会津鶴ヶ城前に土井晩翠像
 4・【環境教育】檜枝岐村が尾瀬で環境教育を検討
 5・【火山学習】1888年磐梯山噴火の被害は、岩なだれだった
 6・【日独合作】映画「バルトの楽園」主人公の松江豊寿は会津人
 7・【遺跡体験】旧石器時代から現代までの衣食住を調べる
 8・【地産地消】食と農の学習施設、鮫川村『手・まめ・館』オープン

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┏  1【積雪情報】福島県内のスキー場、昨年より半月早く続々オープン

 気象庁の暖冬予報を裏切る形で、今年の12月の福島県内は連日寒波が襲い、観測史上例を見ない、12月大雪に恵まれました。県内各スキー場とも、コンデ
ィションが整い、昨年に比べて10日から半月早いオープンとなりました。
 今シーズン福島県内には関東だけではなく、九州や関西からの高校スキー修
学旅行が実施され、楽しい冬のスポーツを体験します。

 ■福島県内のスキー場情報⇒ http://www.tif.ne.jp/jpn/subCategory.dos?areaID=all&categoryID=7&subCategoryID=29
 ■猪苗代・磐梯高原のスキー場情報⇒ http://www.tif.ne.jp/jpn/ati/SearchColumnDetail.php?a=1&g=17&c=1279

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┏  2【姉妹都市】安積開墾で郡山市と鳥取市が姉妹都市提携

 明治維新で失業した旧鳥取藩の士族69戸が、約120年前福島県郡山市に移住
し、鳥取開墾社を結成して、安積開拓に尽力しました。この縁で旧鳥取藩士族
の子孫による「ふるさと訪問団」や各団体の交流が続いていましたが、このた
び姉妹都市提携盟約式にこぎ着けました。
 郡山市は猪苗代湖からの安積疏水によって、東北の中核都市として発展を遂
げましたが、その陰には鳥取藩や九州の久留米藩など失業士族の働きがあった
のです。郡山市の姉妹都市は奈良市、久留米市、安積疏水を設計したファン・
ドールンの故郷、オランダのブルメン市に次いで、鳥取市が4番目になります。このような意外な発見や裏面史が、歴史を学ぶ面白さといえるでしょう。

 ■安積疏水について⇒ http://www.asahi-net.or.jp/~ig7k-kbys/main.htm
 ■ファン・ドールンについて⇒ 
  http://www.tif.ne.jp/jpn/ati/SearchColumnDetail.php?a=1&g=26&c=251

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┏  3【胸像建立】「荒城の月」のモデル会津鶴ヶ城前に土井晩翠像

 詩人・土井晩翠(1871~1952)が、有名な歌「荒城の月」作詞する際にイメ
ージしたといわれる会津若松市の鶴ヶ城前に、ブロンズ製の胸像が建立されま
した。晩翠は仙台市の旧制二高(現東北大学)に在学中、天守閣などが取り壊
されて荒廃した鶴ヶ城を訪れ明治31年(1898)に「荒城の月」作詞しました。

 ■「荒城の月」作詞 土井晩翠/作曲 滝廉太郎
          http://www.d-score.com/ar/A03032801.html

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┏  4【環境教育】檜枝岐村が尾瀬で環境教育を検討

 福島と群馬、新潟の3県にまたがる「尾瀬」がラムサール条約の登録湿地と
して正式に認められ、貴重な湿原として位置づけられましたが、福島県側の檜
枝岐村では、地域内で規制のゆるい燧ヶ岳北側のブナ林を想定して、入山者に
はネーチャーガイド(自然解説員)と行動を共にする、環境教育の実施を検討
しています。

 ■環境教育とは⇒ http://contest.thinkquest.gr.jp/tqj2001/40677/index/edu/1_1.htm
 ■福島県檜枝岐村尾瀬⇒ http://www.hinoemata.com/oze/oze_s.html

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┏  5【火山学習】1888年磐梯山噴火の被害は、岩なだれだった

 明治21年(1888)磐梯山は大規模な水蒸気爆発で、山頂部の約650mが崩壊。
大規模な岩なだれが発生して477人が犠牲になりました。磐梯山の南東側で発
生した被害は、宮内庁に保存されていた当時の写真の様子からこれまでの定説
であった、泥流によるものではなく、岩なだれが原因だったことが判明しまし
た。中央防災会議がまとめた報告書を執筆した磐梯山噴火記念館の佐藤公副館
長が発表したもので、岩なだれは泥流の倍以上の速度があり「火山防災ハンド
ブックを訂正する必要がある」と訴えています。
 火山国日本に住むことは火山被害や噴火の可能性から逃れられません。正し
い火山の知識を持って、どう付き合えばいいかを学習することが大切です。

 ■火山観察と火山の恵みを体験⇒ http://www.pref.fukushima.jp/kanko/kyoiku/travel/sel_details/sele006.html
 ■磐梯山噴火記念館⇒ http://www.bandaimuse.jp/

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┏  6【日独合作】映画「バルトの楽園」主人公の松江豊寿は会津人

 ベートーベンの「交響曲第9番」を日本で初めて演奏したのは、第一次大戦
で徳島県鳴門市の板東収容所に送られたドイツ人捕虜によるとされています。
この実話が日独合作映画「バルトの楽園」となり、来年6月公開予定です。
 この物語は上層部の命令に反し、ドイツ人捕虜を人道的に対処した会津若松
出身の松江豊寿所長(松平健)の物語です。松江豊寿(1872~1956)は、旧会
津藩士松江久平の長男で中佐の時、板東俘虜収容所所長となった。収容された
ドイツ兵捕虜を、捕虜は愛国者であって犯罪者ではないので人道に扱うべきと
主張し、住民と交流させた。大正11年より9代若松市長となり、引退後は飯盛
山の白虎隊墓地広場の拡張に尽力しました。

 ■「バルトの楽園」東京で製作発表⇒ http://www.topics.or.jp/News/news2005112205.html
 ■松江豊寿⇒ http://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/j/rekishi/jinbutsu/jin01.htm

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┏  7【遺跡体験】旧石器時代から現代までの衣食住を調べる

 白河市にある福島県文化財センター白河館(まほろん)では、旧石器時代か
ら現代までの各時代の道具などで当時の暮らしを知ることが出来ます。館内は
時代をさかのぼるような見学ルートになっていて、各時代の遺跡から出土した
道具類とその復元品が展示されています。見るだけでなく、触れることができ、
火おこしや土器作り、縄文時代のアンギン編み、古代アクセサリーの勾玉作り
などもできるのがこの施設の大きな特徴です。

 ■福島県文化財センター白河館⇒ http://www.mahoron.fks.ed.jp/
 ■体験学習セレクション30⇒ http://www.pref.fukushima.jp/kanko/kyoiku/travel/sel_details/sele176.html

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┏  8【地産地消】食と農の学習施設、鮫川村『手・まめ・館』オープン

 福島県阿武隈高原の鮫川村は「豆で達者な村づくり」を推進し、大豆の生産
と特産品開発に力を入れています。里山で育った地元産の大豆を使って「きな
粉」や「味噌」「豆腐」などを商品化しながら、地産地消や「食」の安全性に
こだわったスローライフ、スローフードの村づくりを目指しています。
 村内には、こうした環境と自然を活かした都市の子供達と交流を図るユニー
クな体験教育施設があります。

 ■直売場『手・まめ・館』⇒ http://www.temamekan.com/index.html
 ■鮫川村ふるさと留学⇒ http://www.vill.samegawa.fukushima.jp/cgi-bin/odb-get.exe?WIT_template=AC020010&Cc=7d42051109382f5
 ■自然に学ぶ「あぶくま自然大学」⇒ http://www2.ocn.ne.jp/~abukuma/
 ■明日飛子ども自立の里⇒ http://www4.ocn.ne.jp/~taketon/


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┏ 発行元 
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   〒960-8670 福島市杉妻町2-16
    社団法人福島県観光連盟 教育旅行専門部会

    TEL 024-521-7287   FAX 024-521-7888
    Mail: fukushima-kyoiku@deluxe.ocn.ne.jp
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