> メールマガジン一覧 > 福島県教育旅行メールマガジン 2014年2月発行 vol.118
【1】「福島県教育旅行事例集」が完成しました。
福島県ではこれまで、豊かな自然や歴史に培われた伝統文化などを
フィールドにした体験学習を推進し、教育旅行先進県として年間70
万人(延べ宿泊者数)を超える子どもたちを受け入れてきました。
しかし、平成23年3月の東日本大震災、原発事故による風評被害
などで、平成23年度は約13万人(延べ宿泊者数)まで減少してし
まいました。
その中でも震災以降、福島県で教育旅行を実施した県外の学校等の
活動について、当協会の職員が取材し、その内容の一部を事例集小冊
子としてまとめました。
この小冊子をご覧いただき、本県の教育旅行の受入が震災前と同様
に行われていることで理解いただくとともに、被災地・福島県ならで
はの教育旅行を実施するきっかけとしていただければ幸いです。
○福島県教育旅行事例集のダウンロード先
http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=199
【2】長崎県立佐世保南高校が福島県で修学旅行を実施!
長崎県立佐世保南高校の2年生220名が12月13日から16日
の3泊4日の日程で福島県と千葉県で修学旅行を行いました。福島県
には13日から15日の日程で会津若松市やいわき市を訪れました。
生徒たちは、猛吹雪の中で猪苗代町の宿舎に到着し、長崎県では積
もることのない雪を見て驚き、興奮している様子でした。
14日は、会津地区で鶴ヶ城や飯盛山、大内宿などを訪れ、白虎隊
の歴史を学び、茅葺き民家の並ぶ宿場町で初めて雪かきに挑戦する生徒
もいて、普段は出来ない体験に笑顔が溢れていました。
15日は、いわき市の薄磯、豊間地区で海岸の被災状況などを視察し、
津波で亡くなった方々へ黙祷し、哀悼の意を表しました。
生徒たちからは、「実際に自分の目で見て、耳で聴いて、感じないと
分からないことが多かった。実際に訪れた私たちが感じたことを、説得力
を持って伝えていきたい」などの声をたくさん聴くことができました。
小野下教頭に本県での修学旅行の感想を伺ったところ、「今回の修学旅
行では各訪問先で本校生が「福島の皆様への思い」をしたためた「寄せ書きの旗」
をお渡ししました。その時、福島の皆様からは、とびきりの笑顔と感謝の
言葉をいただきました。生徒たちは、皆様の広く深く、そして強い心持ち
を感じることが出来たと思います」と話してくれました。
○福島県教育旅行ホームページ
http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=189
【3】兵庫県立吉川(よかわ)高校が相馬市などで修学旅行を実施!
平成26年1月20日から1泊2日の日程で兵庫県立吉川高校の2年生
93名が修学旅行で福島県北部の太平洋に面した相馬市と新地町を訪れま
した。同校は昨年8月に1~3年生の有志26名がボランティア活動と東
日本大震災義捐金贈呈のため本県を訪れたのに続き、今回で2度目の来県
となります。
初日の20日は、生徒たちは津波の被害があった沿岸部で市の担当者か
ら震災の様子や復興状況について説明を受け、その後相馬市長を表敬訪問し、
折り鶴とモザイクアートを贈呈しました。相馬市松川浦の宿泊先では、震
災語り部の五十嵐ひで子さんから津波の被害によりご家族を亡くされたこ
となどの話があり、命の大切さを学びました。
2日目の21日は、各クラスに分かれ、釣師浜(つるしはま)海水浴場
と原釜・小浜海水浴場のゴミ拾いや松川浦環境公園の除草作業を行いま
した。また、相馬共同火力発電・新地発電所では、施設の紹介や震災復旧
状況について話を聴きました。
その後一行は、相馬光陽パークゴルフ場へ移動し、同市の飯豊小学校の
6年生41名と一緒にパークゴルフ大会で交流を深め、最後に和田観光い
ちご園で旬のいちご狩りを楽しみました。
引率の清水先生は「生徒には、自分自身の目で見て、耳で聞いて、肌で
感じてほしい。少しでも被災地に元気を届けられればと思い来ました」と
話していただきました。
○福島県教育旅行ホームページ
http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=191
【4】宮崎県立西都(さいと)商業高校が福島県で修学旅行を実施!
宮崎県立西都商業高校の2年生88名が1月27日から4泊5日の日程
で福島県と東京都などで修学旅行を行いました。福島県には27日から2
9日かけて2泊3日で訪れ、北塩原村に宿泊しました。
生徒たちは、27日夜、氷点下13度の凍えるような寒さの中、宿舎に
到着しました。宮崎県では積もることのない雪を見て驚いている様子でした。
到着後は夕食となり、一日の出来事を振り返りながら楽しく地元の食材
を使った食事に舌鼓を打ちました。
取材させていただいた経営情報科2年生の新名啓介さんは、「今回の修
学旅行ではリーダーシップを取り、福島県の人たちに元気を与えられるよ
うな行動をしたい」と抱負を語ってくれました。
また、経営情報科2年生の川澤安理沙さんは、「スキーをするのは初め
てなので、早く雪と触れあいたい。教えてくださる先生の言うことをよく
聞き、滑れるようになりたい」と笑顔で話していました。
生徒たちは、翌日の28日から2日間にわたりスキー講習を受講。29
日は野口英世記念館で博士の遺徳・偉業を学んだ後、次の行程である東京
都に元気に向かいました。
○福島県教育旅行ホームページ
http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=192
【5】熊本県立人吉(ひとよし)高校が福島県で修学旅行を実施!
熊本県立人吉高校の1年生284名が1月20日から4泊5日の日程
で、福島県と東京都で修学旅行を行いました。福島県には20日から22
日にかけて2泊3日の日程で訪れ、北塩原村に宿泊しました。
20日は、いわき市の被災沿岸部を視察した後、北塩原村の宿舎へ
到着しました。夕食後は、翌日のスキー研修に備えスキーウエアのサイズ
合わせが行われました。
スキー研修は、21日から2日間にわたり実施されましたが、スキーが
初めての生徒が多く、九州では感じることのできない雪の感触に生徒たち
は興奮を隠しきれない様子でした。慣れないスキー体験に最初は悪戦苦闘
していた生徒たちも半日の練習で午後からは滑れるように上達し、スキー
を楽しんでいる様子が印象的でした。
21日の夜には宿泊施設で震災講話が行われ、ホテルの支配人から震災
当時の状況などの説明を受け、生徒たちは真剣な表情で聴き入っていました。
生徒の大寺彰汰さんに福島県の印象について伺ったところ、「福島県の
人たちは親切な人が多く、食べものも美味しかった。修学旅行で学んだこ
とを周りの人たちに伝えたい」と語ってくれました。
また、吉松弥生さんにスキー研修について伺ったところ、「最初は怖
かったが、教えてもらってうまく滑れるようになり、とても充実した2日
間となった」と笑顔で感想を話していました。
○福島県教育旅行ホームページ
http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=193
【6】佐賀県立唐津青翔(からつせいしょう)高校が福島県で修学旅行を実施!
佐賀県立唐津青翔高校の2年生88名が1月27日から3泊4日の日程
で福島県や東京都などで修学旅行を行いました。福島県には27日から2
9日にかけて2泊3日で訪れ、天栄村に宿泊しました。震災後、佐賀県
から本県での修学旅行は同校が初めてとなります。
生徒たちは27日、宿舎に到着後、ナイターでのスキー実習に臨みました。
満天の星空の下、慣れない雪に戸惑いながらもその感触に興奮した様子
で基礎練習に励んでいました。
スキー実習2日目となる28日は、前日の練習で上達し、生徒たち
は皆、風を切って軽やかにゲレンデを滑っていました。生徒の小川広太さ
んは「スキーは初めてだが、とても楽しかった」と明るい表情で語ってい
ました。また、山田果林さんと渡辺早希さんは福島県の印象について、
「福島県は震災の影響もあり、少し怖いイメージを持っていたが、実際に
来てみると自然が豊かでとても素敵な場所だった。今後は生徒会を通して
被災地の支援につながる募金活動を行っていきたい」と揃って話してくれ
ました。
○福島県教育旅行ホームページ
http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=194
【7】第63回全国高等学校スキー大会が猪苗代町で開催されました。
第63回全国高等学校スキー大会は平成26年2月4日から2月8日ま
での5日間の日程で福島県猪苗代町で開催されました。本県での開催は
昭和60年に同町で行われて以来、29年ぶり4回目となります。
開会式は2月4日、猪苗代町総合体育館「カメリーナ」で行われまし
た。開会式会場では、猪苗代、磐梯、北塩原三町村でつくる「スキーリゾー
トふくしま創造会議」のメンバー等が、笹だんごや、大福、サブレなど
8種類のスイーツ合わせて約1,000個と温かいそば茶を準備し振る舞い、
選手たちは、気持ちも身体も温かくなるおもてなしに満面の笑顔を見せて
いました。
選手たちは「舞え、猪苗代の雪とともに 飛べ、東北の大地を踏みし
めて」をスローガンに、参加39都道府県の代表が高体連旗とプラカード
を手に堂々と入場しました。
福岡県選手団の香椎(かしい)高校2年生南波陽菜さんは、「猪苗代
町は、雪がたくさんあり、雪質も良いので自分の力を出しやすい環境が
整っている。練習の成果を十分に発揮し悔いの無いようにしたい」と抱負
を語っていました。
同県選手団の三池高校1年生櫻井わか菜さんは、「福島県に来て、一面
の雪景色を見て感動しました。競技では、緊張せず怪我をしないよう頑
張りたい」と笑顔で話してくれました。2人はアルペン部門の女子ジャイ
アントスラロームに出場し、出場者が167名いる中で、二桁の順位に
入ることを誓っていました。
競技は翌日5日から4日間の日程で行われ、916人が熱戦を繰り広げ
ました。
○福島県教育旅行ホームページ
http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=198
【8】UFOふれあい館で宇宙人の謎を解いてみませんか。
福島市の南西部・飯野町地区に位置する千貫森(せんがんもり)周辺
は、古来から発光物体の目撃が多数あるといわれているため、UFOの里
として広く知られています。
平成4年に開館したUFOふれあい館は、平成25年7月にリニュー
アル。磁力で空中に浮いているUFOの模型や宇宙人の想像模型などが
展示されており、UFOやミステリーに関する研究資料は膨大な数が保管
されているため期間を区切って展示されています。
希望者には、10回入館すると1回無料となるお得なスタンプカードが
配布されます。
ほかにも、パノラマ食堂や浴場、UFO物産館等もありますので、是非
足を運んでみてはいかがですか。
○UFOふれあい館(月曜定休日)
http://ufonosato.com/index.php
※本メールは今まで福島県観光物産交流協会教育旅行推進委員会委員と名
刺交換をさせていただいた方、福島県観光物産交流協会会員、うつくしま
観光プロモーション推進機構会員、ふくしま合宿誘致推進会議会員の皆
様にお送りしております。
送信先を変更されたい方、今後このようなメールをご希望されない方
は、お手数ですがその旨をご返信いただきますようお願いいたします。
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【発行元】
〒960-8053 福島市三河南町1-20 コラッセふくしま7階
公益財団法人福島県観光物産交流協会 教育旅行推進委員会
TEL:024-525-4024 担当:齋藤 美沙貴
Mail: tabiiku@tif.ne.jp
福島県教育旅行 http://www.tif.ne.jp/kyoiku/
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合宿の里ふくしま http://www.tif.ne.jp/gasyuku/
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