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福島県教育旅行メールマガジン 2014年7月発行 vol.123

【1】千葉県船橋市立御滝中学校が会津若松市と北塩原村で修学旅行を実施!

 千葉県船橋市立御滝中学校3年生208名が、平成26年6月4日から
6日までの2泊3日の日程で、修学旅行のため会津若松市と北塩原村を訪
れました。
 同校は昭和54年から会津地方を修学旅行の地とし毎年訪れていました。
震災後の3年間は他県での実施でしたが、今年度から再開し今回で33回
目の来訪となるということです。
 修学旅行初日の4日は、生徒たちがそれぞれの班に分かれて会津若松市
内を散策し、史跡の見学や絵ろうそくの絵付けを体験するなど、会津の歴
史や伝統文化について学びました。
 会津若松市内の東山温泉に宿泊した一行は、翌5日、「会津ふれあい体
験学習」として、市内約50か所の事業所に分かれて職場体験を実施しま
した。職場体験先の民芸品店に取材に伺ったところ、生徒たちは店主の指
導を受けながら、商品のラッピング作業や、会津漆が施されたビーズでの
アクセサリー製作に励んでいました。完成したアクセサリーは商品として
実際に店頭に並べられるため、生徒たちは一つ一つ心を込めて丁寧に作り
上げていました。生徒の小圷(こあくつ)優佳さんは、「携帯ストラップ
を作ったが、ひもやビーズの色の組み合わせにこだわって楽しく作業がで
きた」と色鮮やかな携帯ストラップを掲げながら話してくれました。
 鶴ヶ城での職場体験では、庭園の芝生の手入れのほか、入場者の接客を
体験しましたが、生徒たちは笑顔で観光客に接していました。入場案内の
スタッフの仕事を体験した古川開都さんは、「体験を通じて地元の方との
絆が深まった。震災後の福島にまだ不安を持つ人もいるかもしれないが、
自然や歴史が豊富で良いところなので、もっとたくさんの人に訪れてほし
い」と話していました。
 その後生徒たちは次の宿泊地となる北塩原村のペンション12軒に分宿
し、翌6日には五色沼の散策やキャンプ場でバーベキューを行い、福島の
自然を満喫しました。

○福島県教育旅行ホームページ
 http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=229



【2】千葉県の東邦大学付属東邦中学校が檜枝岐村などで自然体験学習を実施!

 千葉県の東邦大学付属東邦中学校2年生281名が、平成26年6月4
日から6日までの2泊3日の日程で檜枝岐村や南会津町を訪れ、自然体験
学習を実施しました。
 取材に伺った5日は、檜枝岐村で尾瀬沼ハイキングを行いました。
 ハイキングコース入口の沼山峠まで向かうシャトルバスでは、車窓から
見えるブナ平の素晴らしい新緑の景色を運転手が案内し、生徒たちはその
美しさに息を呑んで眺めていました。
 沼山峠到着後、生徒たちは10名ごとの班に分かれ、尾瀬案内人の同行
の下、ハイキングを行いました。生徒たちは事前学習で学んだ尾瀬の自然、
植物、鳥などについて案内人の方に質問をするなど、尾瀬の豊かな自然の
大切さを学びながら楽しそうに歩いていました。
 生徒の程田紗羽さんは「尾瀬沼ハイキングでは、山にまだ雪が残ってい
て驚いた。普段の生活では尾瀬のような大自然を見る機会がないので、ま
だまだ知らない自然がたくさんあるのだと気付いた。とても貴重な自然な
ので、皆で守っていきたい」と話していました。また、森菜々穂さんは「
今夜の農家民泊は初めての体験なので、とても楽しみ。南会津町の方と自
分たちの暮らしの違いを学びたい。千葉に帰ったら福島県の良さを皆に伝
えて、多くの方に来てもらいたい」と語っていました。
 尾瀬沼ハイキング後、生徒たちは班ごとに分かれて南会津町と只見町の
農家に民泊し、農村の暮らしや、食、文化などを学びました。

○福島県教育旅行ホームページ
 http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=232



【3】新潟県佐渡市の小学校2校が修学旅行で会津若松市の仮設住宅を訪問。

 新潟県佐渡市の畑野小学校6年生33名と七浦小学校6年生6名が、平
成26年6月19日から20日、1泊2日の日程で会津若松市と猪苗代町
を訪れました。
 19日は、会津若松市内にある仮設住宅を学校ごとに訪問。児童たちは
震災により大熊町から会津若松市に避難している自治会長の塚本英一さん
らから、震災当日や避難先での状況、仮設住宅での暮らしについて説明を
受けました。
 「避難所を何か所も回って、やっと入ることができた」「寒い夜、家族
3人1枚の毛布で寝た」など、普段聞くことのできない震災体験を、児童
たちはメモを取りながら熱心に聞き入っていました。また、「震災で友達
と離れ離れになった孫が、その後再開して元気を取り戻した。子どもにと
って友達が本当に大切」という住民の言葉に、児童たちはお互いの顔を見
合いながら共感している様子でした。
 講話後に行われた質疑応答では、「仮設住宅は誰が建てたのか」「家賃
はかかるのか」「住み心地はどうか」といった住まいに関することや、「
津波の高さは何メートルだったか」「震災から命を守るには何が大切か」
といった質問がなされました。児童たちは震災の事前学習を行ったことや、
通っている小学校が海に近いことから、津波の話になると一層真剣な表情
で耳を傾けていました。
 その後各校は、鶴ヶ城や御薬園、飯盛山などで班別自主研修を行い、翌
20日は日新館や野口英世記念館などを訪れ本県の歴史を学びました。

○福島県教育旅行ホームページ
 http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=234



【4】静岡県の桐陽高校がいわき市で被災地研修を実施!

 静岡県の沼津学園桐陽高校の1年生186名が平成26年6月19日か
ら20日までの1泊2日の日程で、いわき市で被災地研修旅行を実施しま
した。
 19日午後、福島県入りした生徒たちは、原発事故の影響で震災当時の
ままの姿のJR富岡駅を見学した後、宿泊先のいわき市常磐地区のホテル
に到着しました。宿泊先のホテルでは、被災地体験講座として、震災を経
験した方から当時の状況などの話を聴きました。
 取材に伺った20日は、いわき市の豊間小学校において図書券の贈呈式
が行われました。生徒たちから豊間小学校に贈られた図書券の購入費用は、
桐陽高校の全校生徒が空き缶を集めリサイクル用に売却した収益が充てら
れたということで、同校では東日本大震災以降に、被災地でのボランティ
アなど多くの活動を行っています。今回の訪問も福島復興への一助と、生
徒に多くのことを学んでほしいという思いから実現しました。
 その後、生徒たちは薄磯地区にある山六観光で震災講話を聴きました。
津波被害の大きかった同地区の震災時の状況について、店内に展示された
写真を見ながら説明を受けました。震災後、防災についての意識が高まっ
ていることもあり、生徒たちは真剣な眼差しで聴き入っていました。
 生徒の方々に研修の感想を伺ったところ、土屋菊美さんは「今回研修で
巡った場所では、3年経っても当時のままの所もあり驚いた。震災後しば
らくは自由な生活ができなかったとの話を伺い、想像以上に大変だったこ
とが分かった」と話してくれました。また、磯部彰彦さんは「静岡では東
海地震の不安もあり、他人事には思えない。実際に来てみて、テレビなど
では見ることができない様々なものを見て感じることができたのでそれを
周りの人に伝えていきたい」と研修の成果と抱負を語ってくれました。

○福島県教育旅行ホームページ
 http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=235



【5】カリフォルニア大学アーバイン校の訪日団が福島大学で学校交流を実施!

 日本政府が進める青少年交流事業「KAKEHASHI Project」の一環とし
て、平成26年6月26日から30日の4泊5日の日程で、カリフォルニ
ア大学アーバイン校の訪日団23名が福島市、喜多方市、会津若松市を訪
れました。
 6月26日、本県に到着した一行は、福島市にある株式会社ヤクルト本
社福島工場を見学し、その後福島県庁を表敬訪問しました。
 取材に伺った翌27日は、福島大学との学校交流を実施していました。
学校交流では、始めに福島大学学長から歓迎の挨拶があり、その後実施さ
れた「英語コミュニケーション」の授業での意見交換で親交を深めました。
昼食の時間には福島大学の学生らによって歓迎会が開かれ、英語を使った
ゲームなどを通して一段と距離が縮まった様子でした。
 カリフォルニア大学アーバイン校のクリストファーさんは「福島県を実
際に訪問してみると、震災が起きたとは思えないほど、皆が普通の生活を
送っている。日本の建築物を見るのが楽しみだ。」と話してくれました。
また、同大学のテイラーさんは「福島の人々のおもてなしが嬉しい。アメ
リカでは福島の報道が少ないので、震災について細かい情報が聞ける良い
機会だ」と語っていました。
 午後は、福島大学の学生がクイズを交えながら、伝統工芸品のあかべこ
の由来や観光など福島の魅力を紹介しました。また、柔道、剣道、書道を
実際に体験し、日本の文化に触れました。
 28日以降は、喜多方市で蔵の見学や農業体験などを行ったほか、会津
若松市の鶴ヶ城などを訪れ、本県の歴史、自然、産業等を学びました。

○福島県教育旅行ホームページ
 http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=233



【6】品川区立荏原第一中学校が北塩原村と会津若松市で移動教室を実施!

 東京都の品川区立荏原第一中学校1年生151名が、平成26年7月7
日から9日までの2泊3日の日程で、北塩原村での自然体験と会津若松市
での歴史学習を行う移動教室を実施しました。
 同校は平成5年から震災前の平成22年まで福島県内で移動教室を実施
しており、雨天時の代替施設や受入れ体制等が整っていることから、震災
後も昨年度から本県での移動教室を再開しています。
 移動教室の初日となる7日正午過ぎ、北塩原村に到着した生徒たちは、
小学校時代の飯ごう炊飯の経験を生かし、五色沼近くの飯ごう炊飯場でバ
ーベキューを行いました。施設のスタッフから豚汁も振る舞われ、おかわ
りをする生徒も大勢いました。
 午後はガイドとともに五色沼を散策し、湖沼群の成り立ちや、周辺に生
息する動植物について学びました。生徒たちは森林に響く小鳥の声や川の
せせらぎに耳を傾け、青や緑に輝く五色沼湖沼群に見入っていました。実
行委員の二人から話を伺ったところ、黒瀬有利奈さんは「五色沼が予想し
ていたよりきれいだった。ガイドの方の説明で、五色沼の色の不思議や自
然について知ることができた」と語ってくれました。また、鶴見颯大さん
は「みんなと食べたバーベキューがおいしかった。福島では東京にはない
自然をたくさん見ることができた。今回の移動教室では特に鶴ヶ城見学を
楽しみにしている」と、これからの体験に期待を膨らませていました。
 翌8日は、雄国山登山や檜原湖でモーターボート乗船とキャンプファイ
ヤーを楽しみ、最終日の9日は、会津若松市を訪れ、會津藩校日新館や鶴
ヶ城を見学しました。

○福島県教育旅行ホームページ
 http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=238



【7】東京都市大学付属小学校が天栄村のブリティッシュヒルズで林間学校を実施!

 東京都市大学付属小学校4年生80名が、平成26年7月13日から1
6日の3泊4日の日程で、天栄村のブリティッシュヒルズを訪れました。
同施設は「パスポートのいらない英国」といわれ、日常と違った雰囲気の
中で英語やマナーを学べる研修施設となっています。
 例年は、他県で山登り体験などの林間学校を行なっていましたが、同校
では全学年で英語の時間を取り入れるなど語学力の向上に力を入れている
ため、今年は異文化体験学習を目的としてブリティッシュヒルズがある本
県を訪れることとしたそうです。
 取材に伺った13日は初日にもかかわらず、積極的に英語を話す児童た
ちの姿が見られました。その後、映画のシーンに出てくるような英国式の
メインダイニングルームに移動し、早速学んだばかりのマナーを実践しな
がらビュッフェスタイルの美味しい昼食に舌鼓を打ちました。
 その後、自らチェックインを済ませた生徒たちは、いよいよ本格的なレ
ッスンを開始しました。授業はすべて外国人スタッフによる英語で行われ
るため、懸命に講師の言葉に耳を傾け、体を動かしながら楽しく学んでい
ました。藤野英輝さんは「先生がおもしろくて優しい人たちだった。(単
語を作る)すごろくゲームが特に楽しかった」と話していました。野本笑
理さんは「英語は元々好きだったが、今回の体験でもっと好きになった」
と笑顔で答えていました。加藤汐理さんは「お城のようで素敵な場所。滞
在中はスコーン作りもするのでとても楽しみ」とこれから待っている楽し
い体験に目を輝かせていました。
 2日目以降は、英国スポーツやキャンドル作り、英語を使っての買い物
など、福島県に居ながら本国並みの英国文化をたくさん学びました。

○福島県教育旅行ホームページ
 http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=237



【8】只見ユネスコエコパークの登録決定!

 平成26年6月12日、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)が認定
する生物圏保存地域「エコパーク」に、只見町全域と檜枝岐村の一部の登
録が決定しました。
 今回のエコパーク登録決定は、豪雪地帯の豊かな自然と、それに育まれ
た伝統文化との共存が世界的に認められたものです。
 只見ユネスコエコパークは新潟県との県境に位置する「越後三山只見国
定公園」を含む約7万8000ヘクタールに及び、約4万ヘクタールのブ
ナ、ミズナラ、トチノキなどの広葉樹林が広がります。また、標高1,0
00メートル級の山々に磨かれた清らかな水や、太古から手つかずの自然
が大きな魅力となっており、それらを生かしたグリーンツーリズムやエコ
ツーリズムが人気です。
 農家民泊ではものづくりの大切さ、収穫の喜び、地域の人々との交流な
ど、貴重な体験ができます。
 世界が認めた只見ユネスコエコパークで、心を育む自然体験をしてみて
はいかがでしょうか。

○只見町ホームページ
 http://www.tadami-net.com/nature/br.html



※本メールは今まで当協会教育旅行推進委員会委員と名刺交換をさせてい
ただいた方、当協会会員、うつくしま観光プロモーション推進機構会員、
ふくしま合宿誘致推進会議会員の皆様にお送りしております。
 送信先を変更されたい方、今後このようなメールをご希望されない方は、
お手数ですがその旨をご返信いただきますようお願いいたします。
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福島県教育旅行  http://www.tif.ne.jp/kyoiku/
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