> メールマガジン一覧 > 福島県教育旅行メールマガジン 2015年6月発行 vol.134
【1】茨城県の那珂市立第四中学校が北塩原村や会津若松市などで体験学習を実施!
平成27年5月27日から29日の日程で、茨城県那珂市立第四中学校の2年生149名が北塩原村や会津若松市を巡る体験学習を実施しました。
震災前はスキー合宿等で福島を訪れていたという同校の田口瑞穗教頭は「歴史と伝統が強く残る観光地であり、郷土料理などの伝統的な食文化や、機械工業等で独自の発展を遂げている会津の文化に生徒を触れさせたかった。実施に至るまではウェブサイト等で福島県の安全性を確認した上で、震災後の平成25年度より福島県での宿泊学習を実施することにしました」とお話を伺うことができました。
初日の北塩原村では、生徒たちはカヌーや釣りなどを体験しました。取材に伺った28日は会津若松市内班別研修を行い、飯盛山を出発し鶴ヶ城を目指しました。事前に計画を立て、行動を開始した生徒たちは持参した地図を見たり、地元の人に聞いたりしながら研修を行っていました。
今回の体験学習について生徒たちに伺ったところ、石川遼さんは「初日の自然体験で釣りをした湖がきれいで驚いた」、同班の大森優穂さんは「海が近い那珂市とは町の雰囲気が異なり、会津若松市は歴史も情緒もあり、北塩原村は自然が豊かで空気がおいしい」と話し、会津での体験学習を堪能できた様子でした。
田口教頭からも「会津での体験活動と班別行動を通して、自然と社会の中で生かされていることを実感してほしい。感謝の気持ちや他者にお礼やおもいやりの気持ちを返せる人間になってほしい」と歴史のまち会津で宿泊学習を実施する意義を語ってくださいました。
○福島県教育旅行ホームページ
http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=329
【2】アクアマリンいなわしろカワセミ水族館がリニューアルオープン。
いなわしろ淡水魚館は平成27年4月25日に、猪苗代湖と裏磐梯湖沼群の淡水魚など約70種類を展示する施設「アクアマリンいなわしろカワセミ水族館」として新装オープンしました。
福島県には多くの湖沼や河川があり、長い間、それぞれの環境に応じて様々な水生生物が生息してきました。県内の希少な淡水生物の他、オオクチバスやブルーギルなど外来種も展示し、環境保全の重要性を学ぶことができます。また、全長約20メートルの水槽に、イトウやヤマメなどサケ科の魚類を生息域ごとに展示しており、それらの水生生物の生態を観覧するとともに、「命の教育」をテーマとして釣り堀で魚を釣って食べることができる体験コーナーも楽しめます。
様々な生命の存在や、自然環境の不思議に触れ、学んでみてはいかがですか。
○アクアマリンいなわしろカワセミ水族館ホームページ
http://www.marine.fks.ed.jp/kawasemi/kawasemi.html
【3】相馬の物の具(もののぐ)文化特別展が開催中です。
南相馬市博物館では相馬の物具(もののぐ)文化特別展が開催されています。
「物具(もののぐ)」とは甲冑(かっちゅう)のことを指し、甲冑は相馬野馬追に欠かせない武具であることから、相馬地方には、多くの甲冑が全国から集まり現存しています。特定の地域に武器武具が集まることは全国的に見てもほとんど例がなく、野馬追という伝統行事があればこその地域性と言えるでしょう。
本展示では、近年発見された中村藩主相馬家所用と考えられる甲冑「黒漆塗鳩胸五枚胴具足」(個人蔵)を中心に、中村藩ゆかりの武具類、相馬地方に現存する優品の甲冑、現代でも活躍する地元の甲冑師等、野馬追が伝わる相馬地方ならではの、物具(甲冑)にまつわる文化を紹介します。
開催期間は平成27年6月20日(土)~7月27日(月)までとなっております。
また、平成27年7月25日~27日までの3日間の日程で、国の重要無形民俗文化財である相馬野馬追が開催されます。一千余年の歴史を誇り、史跡中村跡での総大将の出陣式を皮切りに、約500余騎の騎馬武者が迫力ある戦国時代絵巻を繰りひろげます。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
○南相馬市博物館
http://www.city.minamisoma.lg.jp/index.cfm/24,html
○相馬野馬追執行委員会
http://soma-nomaoi.jp/
【4】くだもの狩りで、旬のくだものを丸かじり。
福島市をはじめとする福島県の県北地方は、全国でも有数のくだものの産地です。福島市が「くだもの王国」「くだものの里」と呼ばれているのは、盆地特有の気候と風土を生かして、6月のサクランボに始まり、真夏のモモ、秋のナシやブドウ、そして初冬の蜜が入ったリンゴ「サンふじ」など、種類の多さに加え四季折々のくだものが生産され、どれもが甘味と酸味のバランスが良く、とても美味しいところにあります。
福島市の西部には、「フルーツライン」「ピーチライン」などの愛称で親しまれているフルーツロードが広がっており、観光果樹園やくだものの直売店が軒を連ねています。
シーズン中は、多くの親子連れや観光客で賑わい、人気の観光スポットになっています。くだもの狩り体験で、もぎたての新鮮なくだものを是非ご賞味ください。
○ふくしま丸ごと収穫体験
http://www.tif.ne.jp/jp/spot/kudamono.php
【5】シャワーウォークで水遊び体験しませんか。
夏はやっぱり水遊び。裏磐梯では、ボディラフティングやロデオスライダー、チキンクリフに大瀑布での滝行など、大興奮のシャワーウォークを体験することができます。7月18日から8月30日までの期間で毎日開催されます。子どもから大人まで楽しめるアドベンチャーとなっており、 思いっきり遊んだ後は温泉でのんびりやすらぐことできます。
ぜひ夏休みの機会にチャレンジしてみてはいかがですか。
○もくもく自然塾
http://moku2-outdoor.com/showerwalk.html#shower
【6】福島県教育旅行復興事業の問い合わせ及び申請受付の専用窓口を開設しました。
福島県では、学校行事の一環として福島県内で宿泊を伴う教育旅行を実施する県外の学校に対し、その移動に係るバス経費の一部を補助いたします。
1.東日本大震災後初めて、福島県で宿泊を伴う教育旅行を実施する学校については最大で20万円の補助
2.上記1に該当しない学校で、福島県で宿泊を伴う教育旅行を実施しかつ震災以降福島県が推する教育旅行素材を1つ以上行程に取り入れた学校については、最大で10万円の補助
・補助対象団体
教育旅行とは、修学旅行、林間学校、移動教室、宿泊学習、スキー教室等の学校行事で行う旅行。
・補助対象外
部活道・クラブ活動による合宿団体
学校教員以外が児童・生徒を引率する場合
・補助の内容及び各種お問い合せ及び補助金申請につきましては、詳しくは専用窓口「福島県教育旅行復興事業事務局」までお問合せください。本事業を御活用の上、福島県で充実した教育旅行の御検討をお願いいたします。
○福島県教育旅行復興事業事務局
〒963-8877
福島県郡山市堂前町6-4 郡山堂前合同ビル3階
Tel:024-926-0147
Fax:024-926-0165
E-mail mailto:fks.kr.rw.office@gmail.com
○福島県教育旅行ホームページ
http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=327