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福島県教育旅行メールマガジン 2015年8月発行 vol.136

【1】山形県の天童市立天童南部小学校が日新館見学と会津若松市内で自主研修!

 平成27年6月25日から26日の日程で、天童南部小学校の6年生93名が会津若松市内で修学旅行を実施しました。
 震災前から修学旅行先に福島県を選んでいた同校の岩井弘紀先生は「会津藩の厳しい幼年者教育を日新館で体験することで子どもたちに人を敬う気持ちや道徳心を身につけてもらいたい。また、市内で班別行動を実践することにより、時間を守ることや人と協力し合う大切さなど、教科書には載っていない生きる力を学んでほしい」と話してくれました。
 天童織田藩が設立した藩校「養正館」の学区内にある同校の児童たちは、養正館と同じ藩校である日新館の見学をとても楽しんでいる様子でした。また、「什の掟」を説く講話では、自ら正座をして、当時の会津藩の幼年者教育の話に聞き入っていました。
 児童の吉田迅(ヨシダハヤテ)さんは「昔の人は厳しいルール(什の掟)を守っていてすごいと思った」と話し、鎌上侑花(カマカミユウカ)さんと田宮瑞歩(タミヤミズホ)さんは「新選組や白虎隊に興味があるので、日新館はとても勉強になった。日新館の建物や講話がとても迫力があった」と話してくれました。
 その後、5~6人が1班となった班別研修を行い、市内の施設で体験学習を行いました。赤ベコの絵付け体験をした児童たちは「かっこよくして部屋に飾りたい!」「きれいに仕上げたい!」と、それぞれの気持ちをこめて絵付けを楽しんでいる様子でした。
 岩井先生は「歴史のある町で、伝統・文化に触れることができた。街も整備されているので安心して有意義な修学旅行を行うことができた。子どもたちにはここで学んだことを天童に持ち帰り、生活に活かしてほしい」と語ってくださいました。

○福島県教育旅行ホームページ
 http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=333


【2】東京都の学校法人桐朋学園桐朋中学校が北塩原村で林間学校を実施!

 平成27年7月17日から20日までの日程で、東京都の私立桐朋中学校の1年生273名が福島県北塩原村で林間学校を実施しました。生徒たちは裏磐梯の湖沼を巡るトレッキングや磐梯山登山などの体験のほか、野口英世記念館を見学しました。取材に伺った19日は中瀬沼ウォークラリーが行われ、剣ヶ峰、桧原湖遊歩道など緑一面の自然を散策しました。生徒で林間委員長の前川君は「自然が美しく、特に五色沼の色に感動した。林間学校の企画運営を行ってきたが、皆が楽しんでいる姿を見ることができて嬉しい」と話し、生徒たちは裏磐梯の自然の雄大さを体感・満喫していました。
 中学部長の秋山安弘先生は「裏磐梯は自然の宝庫であり、山・湖・沼などの自然が近くにあり豊かな自然に触れるのに絶好の場所。このような環境の中で子どもたちは自然を肌で感じることができ、のびのびと明るい姿を見せていた。これからもこの美しい自然を守り続けてほしい」と話してくださいました。同校は、途中中断した時期もありましたが、30年以上前から本県で教育旅行を実施しており、再び、福島県の裏磐梯で生徒・先生ともに充実した林間学校が行われました。

○福島県教育旅行ホームページ
 http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=334


【3】埼玉県の城北埼玉中学校が南会津町で林間学校を実施!

 平成27年7月29日から31日までの日程で、城北埼玉中学校の2年生148名が南会津町で林間学校を実施しました。同校は平成25年度から南会津町で林間学校を実施しており、今回が3度目の訪問となりました。
 生徒たちは沢登りや渓流釣り、蛍と星空の観察、尾瀬沼ハイキングなどの自然体験学習の他、郷土料理体験を行いました。
 取材に伺った31日は、地元の方を講師に招き、そば打ちや草餅、地域で「ハット」と呼ばれる伝統料理など、グループに分かれて南会津町の郷土料理作り体験をしました。
 生徒の井坂拓志さんは「そば打ち体験は初めてで、普段はできあがったそばを食べているが、一から自分で作ったことでその大変さを実感した」と話してくれました。また、赤池良介さんは「南会津町は空気が澄んでいて、夜は蛍を間近で見られ、星空もきれいだった。また福島に来たい」と話し、生徒たちは南会津町の自然や食を満喫した様子でした。また2学年主任の出合英之先生は「南会津町は体験学習の種類が豊富で生徒たちが選べるところがよい。また、尾瀬国立公園にも指定され、自然を学ぶのに適したところ。山歩きをしながら環境保護について学べることも魅力的である。次年度もまた南会津町に来たい」と話してくださいました。
 生徒たちは南会津町の大自然や環境保護の大切さについて学んだことを、9月に行われる文化祭で発表する予定になっています。

○福島県教育旅行ホームページ
 http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=336


【4】菊池製作所でロボット開発について学んでみませんか。

 福島県飯舘村にある菊地製作所福島工場は、東日本大震災の原発事故の影響で避難指示区域となった後も、従業員が避難先から工場に通い一度も停止せず稼働し続けてきました。
 同製作所は今年4月に南相馬工場が新設され、人工筋肉を活用した動作補助ウエア「マッスルスーツ」や災害発生時に上空から監視する無人飛行機(ドローン)の製作に取組んでおり、工場見学をすることができます。
 マッスルスーツとドローンは共に高い技術開発力が求められ、安倍首相も視察に訪れた菊地製作所はロボット開発技術拠点として位置づけられています。
 ぜひ、最先端のロボット技術について学んでみてはいかがですか。

 ○菊地製作所
 http://www.kikuchiseisakusho.co.jp/


【5】宮畑遺跡史跡公園(じょーもぴあ宮畑)で縄文時代を学んでみませんか。

 福島県福島市のじょーもぴあ宮畑は、縄文時代の遺跡である国史跡宮畑遺跡を整備した公園です。平成27年8月8日に全面開園し、縄文時代の四季や暮らし、祭りの体験、復元建物を見学することができます。
 体験学習施設内にある展示室では、縄文時代から現在までの歴史が一目でわかる歴史絵巻や、120度の巨大スクリーンによる縄文時代の四季を映像で見ることができます。また、公園内の屋外復元展示では、17棟の掘立柱建物跡や竪穴住居、敷石住居などが復元されています。
 縄文時代の暮らしを感じながら、土偶づくりや様々な体験学習の場として訪れてみてはいかがですか。

○宮畑遺跡史跡公園(じょーもぴあ宮畑)
 http://www.city.fukushima.fukushima.jp/soshiki/60/maizou2013082601.html#taiken


【6】ジップラインアドベンチャーを体験してみませんか。

 福島県南会津町の会津高原たかつえスキー場では、アドベンチャーアトラクション「ジップライン」を体験することができます。「ジップライン」は大自然を全身に感じながら木から木へ張られたワイヤーロープを、プーリー(滑車)で滑り降りるものです。
 会津高原たかつえスキー場では、フィールド全面を使った多彩なコースが設定され、ハーネスが付いているためお子様でも安心して楽しめます。期間は5月上旬から11月上旬までとなっており、ぜひスリルと爽快感が味わえるエコな新体験に挑戦して見てはいかがですか。

○ジップラインアドベンチャー
 http://takatsue.jp/zip