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福島県教育旅行メールマガジン2019年11月発行 vol.187

【1】長野県木曽青峰高等学校が修学旅行ではじめて来県しました

 同校の2年生は災害をテーマにした学習を行っていることから、東日本大震災の被災地である宮城・福島県を修学旅行先に選び、各県の被災地を訪問するクラス別研修を実施。本県では、1組39名が「震災と原発事故の実態を学び、復興へ向けて生きる人々の生の声を聞くことを目的」に視察研修を行いました。
 生徒・先生のコメントなど詳細については、下記URLよりご確認ください。

◎ふくしま教育旅行
https://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=565

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【2】平成30年度福島県教育旅行入込調査報告書が公表されました

 福島県観光交流課では、本県教育旅行の実態を把握するとともに、今後の対応等についての資料とするため「平成30年度福島県教育旅行入込調査」を行い、その結果を公表しました。平成30年度は、学校数が震災前の89.0%の7,047校、延べ宿泊者数が同72.9%の517,820人泊まで回復しました。しかし、いまだ震災前の水準前までは至っていないのが現状です。
 このような現状を踏まえ、福島県では県外への正確な情報発信を継続し、教育旅行先として福島県を選んでいただくため、今年度もバス代助成や合宿助成、きめ細かな誘致キャラバン活動など総合的な取り組みを実施しております。
 平成30年度福島県教育旅行入込調査報告については下記URLよりご確認、ダウンロードしてください。

◎ふくしま教育旅行 
https://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=564

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【3】農家民泊の持つ魅力をさらに深めて、オリジナルのプログラム作りを
 
 喜多方ラーメンや蔵のまちで有名な喜多方市。同市は、本県で人気の教育プログラムの一つ、農家民泊が体験できることから、数多くの学校を受け入れてきました。今年度から当協会教育旅行推進委員として尽力している五十嵐伸一委員(喜多方市グリーン・ツーリズムサポートセンター)に話を聞きました。
 「本市の教育旅行入込数ですが、以前として東日本大震災前の水準に戻っていません。ただ、今年度、方面を変更した数校が戻ってきてくれました。方面を一度変更すると、そう簡単には戻らないので、今後も続くようにしっかり対応したい。」と、同市で取り組むキャラバン活動の成果を語ってくれました。
 また、最近の取り組みとして、「例えば、放射線と環境学習ができる“コミュタン福島”を行程に入れることで、県内での受入内容の向上・充実をアピールできます。」と、学校には農家民泊と県内の見学施設を組み入れた、福島ならではのコースを提案していると言います。今後は、持続可能な開発目標のSDGsとも関連した新たなプログラム等も取り入れて、農家民泊の持つ魅力をさらに深めたいとのことです。

◎お問い合わせ先
 NPO法人喜多方市グリーン・ツーリズムサポートセンター
 電話:0241-24-4488
 URL:http://www.kitakata-gt.jp/

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【4】五輪・パラの「ビクトリーブーケ」に本県産の花の使用が決定!
 
 東日本大震災以降、本県の浜通りでは、原発事故の風評による買い控えの影響を受けにくい花の生産が広がっていますが、2020年東京五輪・パラリンピックのメダリストに贈呈される「ビクトリーブーケ」に、県内産のトルコギキョウとナルコランが使われることが決まりました。
 ビクトリーブーケには、本県産のほかに、宮城県産のヒマワリとバラ、岩手県産のリンドウが使用され、被災地の復興と世界からの支援への感謝を表現。大会理念に掲げる「復興五輪」を発信する予定です。メダリストの受賞の喜びを彩る華やかなビクトリーブーケにも注目してください。