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メールマガジン

Vol.006 2004年10月

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┏┏┏   社団法人福島県観光連盟 教育旅行専門部会発行
┏┏    「学習リゾートうつくしま・ふくしま」教育旅行情報
┏┏┏       2004年10月発行       Vol.006
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 福島県はいま「総合的な学習の時間」に実体験の場を提供し、未来を担
う子どもたちのために「学習リゾート」の基盤整備に力を入れています。

 新潟県からは数多くの学校にお越しいただいております。このたび新潟
県中越地方で起きました大地震で被災された、学校の皆さま、生徒の皆さ
まには心より、お見舞い申し上げます。
 復興が一日も早いことをお祈りいたします。

  社団法人福島県観光連盟会長(福島県知事)  佐藤 栄佐久
  福島県の公式教育旅行ホームページ 
        ⇒ http://www.pref.fukushima.jp/kanko/kyoiku/

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┏ 目 次
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 1・【環境教育】福島県内にラムサール条約の条件適合地3ヵ所
 2・【農業体験】野菜嫌い子への特効薬は、農業体験!
 3・【野口英世】野口英世は、なぜ偉人といわれるの?
 4・【情報教育】インターネット利用を前提にした事前学習用資料
 5・【スキー場】`05シーズン・福島県内のスキー場OPEN情報
 6・【活動団体】東北広域観光推進協議会に教育旅行誘致部会が発足
 7・【コ ラ ム】失敗を許せる教育と文化

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┏  1【環境教育】福島県内にラムサール条約の条件適合地3ヵ所

 環境省は、ラムサール条約の登録湿地を選定する上で、同条約の基準を
満たす国内の湿地54ヵ所をリストアップしました。福島県は「猪苗代湖」
「裏磐梯湖沼群」と「尾瀬沼、尾瀬ヶ原」の3ヵ所が条約適合の候補地と
して選ばれました。

 猪苗代湖、裏磐梯湖沼群は磐梯朝日国立公園の中にあり、特別保護地区
や鳥獣保護区に指定されています。裏磐梯湖沼群は日本の三大野鳥棲息地
であり、猪苗代湖には毎年多数の白鳥やカモたちが飛来し越冬地となって
います。

 ラムサール条約の登録地になることは、自然が残され、環境が豊かであ
ることの証明ですが、8つの厳しい国際基準のうちいずれかを満たす必要
があり、開発行為が大幅に規制されるという側面もあります。しかし福島
県はラムサール条約候補地になったことを歓迎、今後地域の自治体と協議
を行います。

 《ラムサール条約とは》
  ⇒ http://homepage1.nifty.com/rcj/japanese/jouyakutoha.htm

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┏  2【農業体験】野菜嫌い子への特効薬は、農業体験!

 子どもの野菜嫌いを克服するには、農業体験をさせるのが有効。首都圏
コープ事業連合が、組合員から募集したアイディアでこんなユニークな提
案が出てきました。

 元教師が野菜嫌いの子が多いクラスを受け持った時、みんなで野菜の栽
培をしたところ、全員が野菜好きになったという体験をもとに提案した。
自分で野菜を育てたり、産地で体験をすることで、野菜の命を感じたのだ
ろうという。

 福島県内では学校に学校田や畑を貸したり、農業体験ののち稲や野菜の
生育状態をインターネットで配信するなど、さまざまな取り組みをする地
域をご紹介しています。

<農家では毎日どんな仕事をしているのか?>
http://www.pref.fukushima.jp/kanko/kyoiku/travel/sel_details/sele083.html
<安全でおいしい食べ物は、どうやって作られるの?>
http://www.pref.fukushima.jp/kanko/kyoiku/travel/sel_details/sele164.html

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┏  3【野口英世】野口英世は、なぜ偉人といわれるのか?

  20年ぶりに衣替えして、いよいよ11月1日(月)に発行される新千円
札の肖像は、福島県が生んだ世界的細菌学者、野口英世博士。教科書にも
載らなくなってしまった野口英世の生涯が、いま見直されています。

 修学旅行などで会津・猪苗代地域を訪れる際の、テーマ学習として学校
や生徒さんからの問い合わせが急増しています。そこで野口英世博士関連のWebサイトをご紹介します。

◆医学者・野口英世を知る(総合的な学習サポートプログラム208)
 ⇒http://www.pref.fukushima.jp/kanko/kyoiku/travel/sel_details/sele028.html
◆野口英世記念館 ⇒http://www.noguchihideyo.or.jp/
◆野口英世が大ブレークした秘密
 ⇒http://www.tif.ne.jp/jpn/ati/SearchColumnDetail.php?a=1&g=31&c=162
◆野口英世関連リンク集
        ⇒http://www.abnet.or.jp/aizu-freshresort/hideyo/

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┏  4【情報教育】インターネット利用を前提にした事前学習用資料

 福島県猪苗代町で各種体験学習の環境整備をしている「いなわしろ体験
学習推進協議会」では、事前学習でのインターネット利用を前提とした、
資料集を製作しました。

 このハンドブックは『いなわしろ見聞録』。先生方がもっとも悩まれる
学習テーマを6ジャンル、48の「…を調べてみよう」をピックアップし、
インターネットでGoogle検索を利用する場合の検索例、キーワードを解説
しています。見本はこちらをご覧ください。↓
http://www.tif.ne.jp/jpn/ati/SearchColumnDetail.php?a=1&g=28&c=624

 このハンドブックは、猪苗代町内の施設に宿泊する学校には、生徒一人
に1冊ずつ無償で提供されます。見本資料の請求は以下にお願いします。

    いなわしろ体験学習推進協議会事務局(猪苗代観光協会内)
       URL: http://www.bandaisan.or.jp/  
       E-mail: info@bandaisan.or.jp

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┏  5 `05シーズン・福島県内のスキー場OPEN情報

 いま福島県内は紅葉のまっ盛り。猪苗代湖には冬の使者、白鳥がやって
きてスキーシーズンも間近です。そこで`05スキーシーズンの福島県内の
スキー場オープン情報をお知らせいたします。

      ●11月26日(金)オープン
△裏磐梯/グランデコスキーリゾート  ⇒http://www.grandeco.com/

      ●11月27日(土)オープン
△猪苗代/箕輪スキー場⇒http://www.minowa.info/ski/ski-index.html

      ●12月1日(水)オープン
△裏磐梯/猫魔スキー場  ⇒http://www.nekoma.co.jp/

      ●12月9日(木)
△磐梯町/アルツ磐梯  ⇒http://www.alts.co.jp/snow/index.html
      ●12月11日(土)オープン
△岳温泉/安達太良高原スキー場  ⇒http://www.naf.co.jp/adatara/
△舘岩村/高杖スキー場  ⇒http://www.takatsue.jp/

      ●12月18日(土)オープン
△猪苗代/リステルファンタジア
            ⇒http://www.listel-inawashiro.jp/ski.html
△猪苗代/猪苗代スキー場  ⇒http://www.inawashiro-ski.com/
△猪苗代/ミネロスキー場  ⇒http://minero-ski.com/
△猪苗代/沼尻スキー場  ⇒http://www.bonari.co.jp/
△猪苗代/猪苗代リゾートスキー場 
             ⇒http://www.inawashiroresort.co.jp/ski/
△天栄村/グランディ羽鳥湖スキーリゾート
          ⇒http://www.hatoriko.com/hatoriko/index1.html
△福島市/高湯スキー場 
         ⇒http://www.naf.co.jp/azumaskihills/welcome.stm
△田島町/台鞍スキー場   ⇒http://www.aizu-yume.com/daikura.htm

▲福島県内のスキー場情報はこちらをご覧ください。
        ⇒ http://www.tif.ne.jp/jpn/subCategorySearch.dos

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┏  6【活動団体】東北広域観光推進協議会に教育旅行誘致部会が発足

 東北6県と6観光連盟、6ホテル旅館連盟とJR東日本で構成されてい
る、「東北広域観光推進協議会」の主たる仕事は、インバウンド観光誘致
が中心でしたが、JR東日本が修学旅行輸送に積極的に乗りだしてきたこ
とから今後、首都圏の公立中学校修学旅行を東北全体で誘致する活動を展
開するため、教育旅行誘致部会(仮称)を年内に発足させます。

 現在、要望の多い農家体験や「総合的な学習」との関連で求められてい
る学習テーマなどを中心に観光的要素より、東北地方独自の学習素材を優
先したプログラムを構築し、都市と地方との交流、地域振興の視点で事業
を推進していく計画です。

  (社)東北経済連合会とは ⇒http://www.tokeiren.or.jp/

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┏  7【コ ラ ム】失敗を許せる教育と文化

 以前、福島県観光連盟主催で、宮城県の学校訪問を行った時のこと。2
泊3日で30校をノルマに訪問したのですが、短期間にこれだけの学校を回
ると、同じように思っていた学校も実は個性に大きな違いがあるのに気づ
きます。中でも非常に印象に残る小学校がありました。

 その小学校の職員室の壁には「教室は失敗するところ」と、大きな字で
横書きした模造紙が貼ってあったのです。「子どもは未熟だから失敗しな
がら、いろんなことを学んでいくものです」といいたいのか、子どもたち
に失敗を恐れないよう指導している、この学校の方針に感心しました。

 ノーベル賞を受賞したあの田中さんは、「日本は何事も完ぺきであるこ
とを求められるから、失敗ばかり目に付いてしまう。だから失敗を恐れ、
みんな同じ枠にはまり、似たようなことに取り組む」と語っています。

 たしかに日本の社会は失敗をマイナス評価し、失敗を許さず、敗者復活
戦すらない状況にあります。とりわけ学校には減点主義の傾向が強く、ミ
スをすると減点、失敗すると叱られる。こうして枠にはめられていく。

 そんな学校を卒業した大人たちが、失敗に寛容になれないのは当然です。
だが大人たちは老獪だから、失敗に責任を取らなくてもいいように分散し、
希釈してうやむやにしてしまう術には長けています。

 度重なる会議や稟議や法律などは、そのための手段という気がします。
これが日本が元気をなくしている原因ではないでしょうか。

 教室と一般社会はコストが絡むからちがう。それは確かですがトライア
ル&エラー、失敗を恐れず現状を打開しようという意欲。そして周囲が一
回の失敗はゆるす。同じ過ちは犯さない、というルールが当たり前になり、
失敗より良いところを見つけて評価する得点主義にする。

 そうなれば、日本の社会も少しは息苦しさから解放されるのではないで
しょうか。大人の自殺も12才の犯罪もきっと減るかも知れません。宮城県
の学校のように「失敗をゆるせる教育と文化」が広まっていったら素晴ら
しいと思いました。

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