> メールマガジン一覧 > Vol.009 2005年1月
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┏┏┏ 社団法人福島県観光連盟 教育旅行専門部会発行
┏┏ 「学習リゾートうつくしま・ふくしま」教育旅行情報
┏┏┏ 2005年1月発行 Vol.009
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福島県はいま「総合的な学習の時間」に実体験の場を提供し、未来を担
う子どもたちのために「学習リゾート」の基盤整備に力を入れています。
福島県内の多様で多彩な体験学習メニューや、学習コーディネーターの
情報、最新のニュースなどをこのメルマガを通して、ご理解いただければ
幸いです。学習旅行、校外学習にはぜひ福島県へお越しいただけるよう、
心よりお待ちいたしております。
社団法人福島県観光連盟会長(福島県知事) 佐藤 栄佐久
福島県の公式教育旅行ホームページ
⇒ http://www.pref.fukushima.jp/kanko/kyoiku/
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┏ 目 次
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1・【宿泊実績】福島県で教育旅行実施の学校は6‚601校
2・【体験学習】事前学習資料集「いなわしろ見聞録」配布開始
3・【交通機関】東京が近くなる・鬼怒川温泉駅で相互乗り入れ
4・【義経伝説】NHK大河ドラマ「義経」と福島県
5・【修学旅行】熊本県からスキー修学旅行がやってきた
6・【冬の景観】猪苗代湖のしぶき氷が最盛期
7・【自然歩道】歩きたくなる道に福島県内で10ヵ所選定
8・【コ ラ ム】外国語と観光の関係
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┏ 1【宿泊実績】福島県で教育旅行実施の学校は6‚601校
平成15年度、福島県内の民間、公営の宿泊施設に泊まって修学旅行など
の校外学習を実施した学校数は6‚601校、前年比95%。延べ宿泊生徒人数は
699‚386人で前年比101.1%であったことが福島県観光連盟教育旅行専門部
会の調査で判明しました。
最も利用が多かったのは福島県内の学校ですが、1都5県の首都圏の学
校が59%にのぼり、福島県が校外学習適地としての条件を備えていることが
浮き彫りになりました。
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┏ 2【体験学習】事前学習資料集「いなわしろ見聞録」配布開始
猪苗代・磐梯高原で実施可能な体験学習、学習テーマ6ジャンル48テー
マをを網羅した事前学習資料集が「いなわしろ体験学習推進協議会」によ
って完成しました。この資料集の特徴は、猪苗代町内の宿泊施設をご利用
される場合、生徒全員分の部数を無料で提供される点です。
先生方用のマニュアルも同時に出来上がりましたので、ぜひ下記事務局
にお申し付けください。
◆「いなわしろ見聞録」の詳細はこちらから↓
http://www.tif.ne.jp/jpn/ati/SearchColumnDetail.php?g=28&a=1&c=663
◆いなわしろ体験学習推進協議会 教育旅行Webサイト(1月末OPEN)
⇒ http://www.bandaisan.or.jp/kyoiku
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┏ 3【交通機関】東京が近くなる・鬼怒川温泉駅で相互乗り入れ
福島県南会津地方を走る「会津鉄道」は今年3月に、AIZUマウントエク
スプレス号を鬼怒川温泉駅に乗り入れし、東武鉄道の特急スペーシアと接
続すると発表しました。
この乗り入れによって、浅草から会津若松間は1回の乗り換えで4時間
で結ばれることになり東北新幹線+磐越西線、高速バス利用と並行して、
会津地方へのアクセスの利便性が高まることになりました。
◆会津鉄道のWebサイト⇒ http://www.aizutetsudo.jp/
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┏ 4【義経伝説】NHK大河ドラマ「義経」と福島県
正月から始まった大河ドラマ「義経」は、東北にゆかりのある国民的英
雄といってよいでしょう。ドラマは青年期を過ごし、自害して果てた平泉
が中心となりますが、福島県にも義経ゆかりの場所が沢山あります。
義経の忠臣である佐藤継信、忠信兄弟は福島市飯坂温泉の出身ですし、
義経の妻、静御前が身を投げたという伝説の「美女池」は郡山市です。こ
うした伝説と歴史を組み合わせた学習テーマは、生徒さんも興味と関心を
持っていただけるでしょう。
◆佐藤兄弟について
⇒ http://www.ne.jp/asahi/oda/kaze/basyou/iizaka.htm
◆美女池伝説
⇒ http://www.geocities.jp/p_master0930/ets/koriyama.htm
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┏ 5【修学旅行】南国、熊本県からスキー修学旅行がやってきた
熊本県立湧心館高校の1年生が、昨年12月13日から3泊で福島県猪苗代
町横向温泉の箕輪スキー場でスキー修学旅行を実施しました。
湧心館高校は毎年、スキー修学旅行を実施しており、昨年は北海道に行
きました。スキーを体験するのは、初めてという生徒がほとんどで、イン
ストラクターの指導で、スキーの履き方、歩き方からはじめ、2日間でゲ
レンデを滑られるまでの基本を身につけました。
◆熊本県立湧心館高校
⇒ http://www.higo.ed.jp/sh/yusinkan/introduction/index.html
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┏ 6【冬の景観】猪苗代湖のしぶき氷がいま最盛期
日本の淡水湖では三番目の大きさを持つ、福島県のシンボル「猪苗代湖」
は、冬でも凍結しません。しかし、厳冬期には湖水が強い西風にあおられ
て飛び散り、岸辺の樹木に結氷します。これを「しぶき氷」といい、自然
が創り出す幻想的な氷の華のようになります。
本州でこうした「しぶき氷」ができるのは、猪苗代湖が南限といわれて
いて、この現象を見るため年々厳冬期の猪苗代湖を訪れる人が増えていま
す。
◆しぶき氷の写真集 ↓
http://www.ne.jp/asahi/eight/loui/Tochan/bandai/page/bandai_2.htm
http://www.tif.ne.jp/jpn/ati/SearchColumnDetail.php?a=1&g=15&c=46
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┏ 7【自然歩道】歩きたくなる道に福島県内で10ヵ所選定
全国知事会などでつくる「美しい日本の歩きたくなるみち推薦会議」が、
全国から2‚427件の応募の中から「歩きたくなるみち500選」を発表しまし
た。そのうち福島県内からは自然と地域の魅力にあふれ、心豊かに歩きた
くなる道、10ヶ所が選ばれました。以下が福島県内分です。
『神秘の湖沼群・五色沼のみち』…………北塩原村
『ふくしま信夫三山・自然のみち』………福島市
『塩屋崎灯台から薄磯と勿来海岸のみち』いわき市
『会津史跡巡りのみち』……………………会津若松市
『英世のふるさと・猪苗代のみち』………猪苗代町
『ほんとうの空が広がるみち』……………二本松市
『郡山・せせらぎ小径と渓谷を巡るみち』郡山市
『白河市・南湖公園を巡るみち』…………白河市
『柳津・只見川をたどるみち』……………柳津町
『下野街道・大内宿をたどるみち』………下郷町
◆美しい日本の歩きたくなるみち500選 決定コース
⇒ http://www.walking.or.jp/arukitai/tohoku.htm
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┏ 8【コ ラ ム】外国語と観光の関係
「国が貧しければ、英語は簡単に上達しますよ」。あるパーティでこん
なことをいう人がいた。国が貧しければ、真剣に英語で商売をしようと思
うはずだし、本気で外国人観光客も呼ぼうとするだろうというのだ。
日本では英語が第二公用語になっているが、なかなか上手くならない。
公用語やインターネットだけではなく、英語は世界中どこに行ってほぼ通
用する。だから英語が使えならなければ、世界から取り残されるという危
機感があるのは確かだが、これはかなり難しいと私は見る。
なぜなら英語が使えないことを本気で困っていないからだ。スイスに行
った時、カルチャーショックを受けた。入国審査のあっけないほどの簡単
さ、空港からホテルまでのバゲッジ輸送システム。スイス国鉄の外国人半
額パス、国境をまたいだ共通リフト券など、その後もさまざまな場面で、
外国人観光客に対する国の姿勢に遭遇した。
スイスの国土は日本に比べて格段に貧しい。景色はいいが険しい山地が
70%を占め、平地も地味が肥えているという印象はない。そのためこの国で
は昔、傭兵として人間を輸出した。近代では時計産業、世界の銀行として
金融業が発達した。そして今は国土の貧しさを永世中立という平和を商品
とし、観光立国で世界中から観光客を集めている。
そのため、観光に従事するスイス人は平均して4ヶ国語は話すという。
こっちが「ダンケ」といえば、相手は「メルシー」と返事をする世界だ。
言語は道具であり、気持ちが伝わればいいと割り切ってるのだろう。
日本は湿潤な亜熱帯に属し、山も穏やかで植物の成長は早い。有史前は
氷河に覆われていたスイスとは比較にならないほど、豊かな国なのだ。し
かもほぼ単一民族で言語もひとつだ。このような国では、外国語を話す必
要性が乏しいし、機会もないからよほどの努力をしない限り外国語に堪能
になることが困難なのだ。
観光についても同様だ。農業や商工業など観光以外で頼るべき産業を抱
えている地域や市町村、つまり豊かなところは、いつまで経っても観光に
ついて本気で考えようとしないから、サービスも悪いし値段も高いのが常
識になっている。
観光都市“会津”では、通信大手や旅行会社と官民一体となった「多言
語サポートサービス」の実験を行い、外国人観光客に対する観光の支援サ
ービスが本格的に始まる。こういう地道な努力がないと、いくら国が鐘や
太鼓で「ビジットジャパンキャンペーン」をやって予算をつけても、スイ
スのようにはなれないだろう。
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