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【福島県教育旅行メールマガジン 2012年1月発行 vol.92】
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「がんばろう!福島 がんばろう!東北 がんばろう!日本」
栃木県の石橋中学校2年生の皆さんには、毎年立志式を兼ねて、福
島県内でスキー体験学習を実施していただいています。今年はその
一環として震災語り部学習を実施しました。生徒の皆さんが震災を
経験した人の生の声聞き、何を学んだのか?今月号メールマガジン
では、その最新レポートをお伝えします。
――■ 2012年1月号 ■―――――――――――――――――
【1】2月8日スパリゾートハワイアンズがグランドオープン!
【2】鮫川村・鹿角平クロスカントリーコースが完成!
【3】福島県登山ガイド協会が発足!線量公開や人材養成へ。
【4】JR東日本3月ダイヤ改正、ANA6月から大阪便座席増。
【5】いわき市・白水阿弥陀堂が修復作業に入りました。
【6】レポート~栃木県下野市立石橋中学校が震災学習を実施。
――――――――――――――――■ 2012年1月号 ■―――
【1】2月8日スパリゾートハワイアンズがグランドオープン!
「きづなリゾート」を新コンセプトとし、いわき市のスパリゾート
ハワイアンズが、2月8日にグランドオープンします。同日開業する
新ホテル「モノリス・タワー」やフレンチポリネシアン料理など、
更にバージョンアップしたリゾートを楽しむことが出来ます。そし
て絆キャラバンとして、全国、そして海外へも巡業したフラガール
の感動のステージにも期待が高まります。7月20日まで開業記念宿
泊プランもご用意、皆様のお越しをお待ちしています。
■スパリゾートハワイアンズHP⇒
http://www.hawaiians.co.jp/
【2】鮫川村・鹿角平クロスカントリーコースが完成!
鮫川村が整備を進めてきた「鹿角平クロスカントリーコース」が完
成し、学法石川高校の陸上部等が「初走り」として強化練習を実施
しました。
同コースは、標高約700メートルに位置し、高低差35メートルと起
伏に富んだ1周約2.5キロの周回型となっており、木製チップを敷き
詰め選手の足腰への負担を軽くする工夫がなされています。また、
放射線の除去作業も実施しておりますので、合宿などでぜひご利用
下さい。
■鮫川村鹿角平クロスカントリーコース⇒
http://www.vill.samegawa.fukushima.jp/index.php?code=108
【3】福島県登山ガイド協会が発足!線量公開や人材養成へ。
福島県内に登山客を再び呼び込もうと、「福島県登山ガイド協会」
が発足しました。磐梯山や飯豊山、吾妻山、安達太良山、会津駒ヶ
岳、燧ヶ岳など、日本百名山に選ばれている名峰を中心に、放射線
モニタリングを雪解けの時期に合わせて開始します。また登山ガイ
ド養成講座を同時に開講し、各地域でハイキングや登山ツアーを取
り仕切るリーダーを増やす予定です。ホームページが開設されまし
たら、メルマガや新着情報でもお知らせします。
【4】JR東日本3月ダイヤ改正、ANA6月から大阪便座席増。
JR東日本は平成24年3月17日にダイヤ改正を行い、東北新幹線「
はやぶさ」に使用されているE5系車両の運転を拡大するほか、山
形新幹線「つばさ」の速度をアップすると発表しました。また、J
R常磐線でも改正時に新型車両E657系がデビューする予定です。
また、ANAでは6月1日からアイベックスエアラインズ社と共同運
航してきた福島-大阪(伊丹)路線の1日5往復のうち1往復を単独
運航として新規開設すると発表しました。これにより、24席座席が
多い74座席となります。
■JR東日本⇒
http://www.jreast.co.jp/
■福島空港⇒
http://www.fks-ab.co.jp/
【5】いわき市・白水阿弥陀堂が修復作業に入りました。
いわき市内郷白水町の国宝「白水阿弥陀堂(しらみずあみだどう)」
が、1月10日から約半年間の修復作業に入りました。東日本大震災
の影響による堂内の「阿弥陀如来座像」「持国天」の修復、及び前
回のふき替えから56年が経過している屋根部分のふき替え工事も同
時に行います。屋根修理期間中は周囲に覆いを掛けるため全景を見
られなくなります。配管再開や来年7月中旬頃を予定しています。
詳しくは願成寺(0246-26-3079)までお問い合わせ下さい。
その他、小名浜美食ホテルの再開のニュースなどいわき市内の観光
情報については下記から検索できますので、ぜひご覧下さい。
■いわき市観光情報サイト⇒
http://www.kankou-iwaki.or.jp/
【6】レポート~栃木県下野市立石橋中学校が震災学習を実施。
栃木県の石橋中学校2年生の皆さんが、立志式(※)を兼ねて、福島
県内でスキー体験学習を実施し、1月25日にその一環として震災語
り部学習を実施しました。
東日本大震災で被災した人の生の声を聞き、生徒の皆さんは「自分
には何が出来るか、これからどう生きていくか」などを考え、自分
自身を見つめ直しました。語り部を実施したのは、地震、津波、原
発、風評被害と戦いながらも、1月に苺園を再開した、相馬市・和田
観光苺組合の齋川一朗さんです。
今回のメルマガではその取り組みについてご報告します。
※立志式とは武士社会で行われていた元服の儀にちなんで、14才に
なった人を祝う式のことで、中学2年生を対象に、その前途を励ます
式です。自分を見つめ、自分の生き方を考える機会としてとらえる
ことに重大な意義があります。
震災学習テーマ:東日本大震災~福島県の今とこれから
齋川さんからは、地震発生時から津波の恐ろしさなど、体験者とし
ての生の声を聞きました。下記はその要約です。
「津波は、「波」ではなく、水の塊で大きな壁のように押し寄せて
きた。自宅周辺は津波で状況が一変してしまい、がれきや船など流
されてきたものが大きく、茫然自失になってしまった。しかし、そ
の時に助けてくれたのが全国から来たボランティアの人たち。流さ
れてきた物を一つ一つ撤去することから始めた。たくさんの人に支
えられ、観光苺農園再開の日を迎えることが出来た。地元の子ども
たちにも作業を手伝ってもらい、これまで出来なかった交流を深め
ることが出来た。
今回の震災によりたくさんのものを失ったが、その一方で得たもの
もある。それは「助け合いの心」だと思う。私達が助けてもらった
ように、もしこれから何かがあったら今度は私達が助ける番になり
たい。」
このほかにも、今回の宿泊施設であり、震災直後から避難者を受け
入れてきた「ヴィライナワシロ」の中村さんからも、当時の様子に
ついて話を聞いたり、相馬市民が撮影した津波の映像などを見て、
涙を流す生徒の方もいました。
震災学習後に生徒の皆さんにアンケートを実施したところ下記の感
想が寄せられました。その一部をご紹介します。
・自分が思っているよりも、遥かに傷ついている人がいる。「関係
ない」と思わずに生きていきたい。
・胸が締め付けられるくらい辛くて悲しい気持ちになった。福島の
人の気持ちがわかることができてよかった。
・もし災害が起こったら、自分が自分の為に行動するのではなく、
自分が人のために行動する、そういう社会にしていきたい。
・人を信じること、今を生きることのすばらしさ、あきらめない、
何があってもくじけないことを学んだ。
・一人じゃないよ、と東北や福島の人に言ってあげたい。
・防災訓練や自然災害に対する危機感を持つ。
・「今日」という日は多くの人が望んでも来なかった「明日」。そ
の想いを胸に強く前に進みたい。
立志式という節目の大切な式で、福島県で「未来を共に考える」震
災学習を実施できました。
この取り組みは石橋中学校の先生方、生徒の皆さん、そして福島の
人の思いで作り上げることが出来ました。後日、モデルコースや動
画を含め、ホームページで公開したいと考えています。
※本メールは今まで福島県観光物産交流協会教育旅行推進委員と名
刺交換させていただいた方、福島県観光物産交流協会会員、うつく
しま観光プロモーション推進機構会員、ふくしま合宿誘致推進会議
会員の皆様にお送りしております。
送信先を変更されたい方、また今後このようなお便りをご希望され
ない方はお手数ですが、その旨ご返信いただけますようにお願いい
たします。
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◇発行者Webサイト: http://www.tif.ne.jp/kyoiku/
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【発行元】
〒960-8053 福島市三河南町1-20 コラッセふくしま7階
財団法人福島県観光物産交流協会 教育旅行推進委員会
TEL 024-525-4024 FAX 024-525-4087
Mail tabiiku@tif.ne.jp
━━━━━━━━ Original Message Ends ━━━━━━━━