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メールマガジン

Vol.094 2012年3月

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【福島県教育旅行メールマガジン 2012年3月発行 vol.94】

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東日本大震災から1年が経過しました。全国、海外の皆様から温か
いご支援をいただき、改めて深く感謝申し上げます。福島県は一
歩ずつ前を向いて歩き始めています。これからも本メールマガジ
ンを通し、皆様に福島県の最新情報をお伝えしていきますので引
き続きよろしくお願い致します。
今回のメールマガジンは、福島県の教育旅行誘致の礎を築いた"観
光カリスマ"の小椋唯一さんから感謝のメッセージです。

――■ 2012年3月号 ■―――――――――――――――――
【1】「合宿の里ふくしま」モニター助成のお知らせです。
【2】震災から1年、台湾が福島県への渡航自粛勧告解除へ。
【3】ブリティッシュ・ヒルズ、新宿泊棟開館へ向けて。
【4】桧枝岐村に歌舞伎伝承館が建設されます。
【5】会津ゆかりの映画「天地明察」、9月公開です!
【6】鶴ヶ城、平成24年度企画展内容が決定しました。
【7】リレーコラム・小椋 唯一さん
――――――――――――――――■ 2012年3月号 ■―――

【1】「合宿の里ふくしま」モニター助成のお知らせです。

福島県外から合宿にお越しいただく団体様への助成制度について
お知らせします。
平成24年度、福島県外の高校、専門学校、大学、社会人の部活や
サークル等で、県内の施設に宿泊してスポーツ活動や文化活動等
の練習を行う場合に助成が受けられます。
合宿参加延べ宿泊人数が100人以上の団体様が対象となります。
ぜひ本助成制度をご利用いただき、福島県にお越しください。詳
細は4月に「合宿の里ふくしま」ホームページに掲載致します。
※予定数に達した時点で終了となります。

■合宿の里ふくしまHP⇒
http://www.tif.ne.jp/gasyuku/

【2】震災から1年、台湾が福島県への渡航自粛勧告解除へ。

日本の対台湾交流窓口機関である交流協会台北事務所は、東日本
大震災の追悼式典を開催し、その中で東京電力福島第一原子力発
電所から30キロ圏内および計画的避難区域を除く福島県への渡航
延期勧告地域指定を解除することを発表しました。
震災前、台湾からの教育旅行は年間約15校の来県があり、学校交
流や農家民泊を実施していました。また、今回の震災後も受入農
家の人にお手紙が届いたりと交流が続いていました。今年の12月
には台湾から1校来県する予定です。

■(財)交流協会HP⇒
http://www.koryu.or.jp/taipei/ez3_contents.nsf/Top

【3】ブリティッシュ・ヒルズ、新宿泊棟開館へ向けて。

天栄村にあるブリティッシュ・ヒルズが昨年から建設を進めてき
た新研修宿泊棟がまもなく開館します。それに向けて、4月から旅
行会社や学校関係者向けの内覧会が始まり、見学ツアーなどが実
施されます。
これまでの宿泊収容人数180名が、研修宿泊棟の開館により更に8
0名収容可能となり、本物志向英国文化体験として更に理想的な環
境が整備されます。開館時期などについては、決定次第ホームペ
ージなどでお知らせします。

■ブリティッシュ・ヒルズHP⇒
http://www.british-hills.co.jp/

【4】桧枝岐村に歌舞伎伝承館が建設されます。

福島県重要無形民俗文化財にも指定されており、江戸時代から続
いている桧枝岐歌舞伎の伝承館が、同村内に建設されます。観光
客の方に千葉之家花駒座が演じる歌舞伎を深く知ってもらうため
に建てられ、8月の完成を目指します。
平成24年度の歌舞伎公演、日程、演目なども決定し、9月22日に
は歌舞伎伝承館(仮称)の落成記念公演も行われる予定です。詳
しくは下記ホームページからご確認下さい。

■尾瀬桧枝岐温泉観光協会HP⇒
http://www.oze-info.jp/2012/021810.html

【5】会津ゆかりの映画「天地明察」、9月公開です!

江戸時代に多くの困難を乗り越えて正確な暦づくりに取り組み、8
00年ぶりの改暦を成し遂げた幕府初代天文方・安井算哲(渋川晴
海)を主人公にした映画「天地明察」がいよいよ9月に公開となり
ます。
この映画では従来の暦と実際の天象のずれが大きくなっているこ
とに気付き、正確な暦を作る為に日本各地を歩いて天測を重ね、
研究を積む算哲の姿が描かれています。この改暦を後押しする会
津藩主・保科正之公なども登場し、話題を呼ぶものと期待も高ま
ります。

■「天地明察」オフィシャルサイト⇒
http://www.tenchi-meisatsu.jp/index.html

【6】鶴ヶ城、平成24年度企画展内容が決定しました。

修学旅行生などで賑わう会津若松市・鶴ヶ城の、4月からの天守閣
企画展の内容が決定しました。
「松平容保」や「白虎隊」から平成25年NHK大河ドラマ「新島
八重」まで、貴重な資料や武具類の展示などが予定されています
ので、ぜひ常設展と併せてご確認いただき、お越しください。

■会津若松市観光公社HP⇒
http://www.tsurugajo.com/

【7】リレーコラム・小椋 唯一さん

教育旅行アドバイザーを務めます小椋唯一です。教育旅行の誘致
活動に携わって約45年、旧福島県観光連盟に教育旅行専門部会
の設立に携わってから13年になり、70歳という区切りを機に
肩書を返上いたします。

大変長い間、皆さまのご支援とご協力によって、職責を全うでき
たことを深く感謝いたします。と、ここまでは数年前から考えて
いた予定だったのですが、予定通りではなかったのが東日本大震
災の発生です。

その後、観光業界は壊滅状態、教育旅行は県外からの学校が85
%キャンセルとなっているのが福島県の現状です。これを大地震
、津波、原発事故、そして風評被害を加えて「四重苦」と語られ
ることが多いのですが、本当に風評被害でしょうか。

観光とか地域ブランドというものは、もともと風評によって成り
立っているわけですから、風評に感謝はあっても被害意識を持つ
べきではないと私は考えます。いまも200万人近い福島県民の
大部分が、普通の生活をしているのですから、「福島県は汚染さ
れている」「福島県は恐い」といった県外の一部の方の認識は、
風評被害などという生やさしいものではなく、これは人権被害と
いうべきなのです。

福島第一原子力発電所の事故は未曾有の出来事であり、前例がな
いため県外の人が放射能を恐れる気持ちは分かりますが、放射能
に県境はないので、福島県の地図の通りに汚染されているはずが
ありません。また、日本第三位の面積を持つ福島県で立ち入りを
制限されている危険地域は、極く狭い範囲であり、しかもその東
半分は太平洋なのです。

今はどこでも「絆」の大合唱ですが、絆をいうのであれば、どこ
でも起こり得る災害現場に来てその時、人はどう行動したか、ど
うすれば災害を防げるか、逃れられるか、を学ぶことが大事です
。絆の輪の中に実際に入り、福島県民とともに日本のエネルギー
問題や安全安心な未来を考えることほど、学生さんや生徒さん達
にとって有益で、実りある学習はないでしょう。

それを実現するもっとも近道が、渦中の福島県で学び、体験する
教育旅行の復活です。ぜひ、念仏だけではない「絆」を、教育旅
行で実現していただきたいというのが、私の最後のお願いであり
ます。

※本メールは今まで福島県観光物産交流協会教育旅行推進委員と
名刺交換させていただいた方、福島県観光物産交流協会会員、う
つくしま観光プロモーション推進機構会員、ふくしま合宿誘致推
進会議会員の皆様にお送りしております。
送信先を変更されたい方、また今後このようなお便りをご希望さ
れない方はお手数ですが、その旨ご返信いただけますようにお願
いいたします。


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◇発行者Webサイト: http://www.tif.ne.jp/kyoiku/
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【発行元】  
  〒960-8053 福島市三河南町1-20 コラッセふくしま7階
    財団法人福島県観光物産交流協会 教育旅行推進委員会
    TEL 024-525-4024   FAX 024-525-4087
    Mail tabiiku@tif.ne.jp

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