> メールマガジン一覧 > 福島県教育旅行メールマガジン 2017年7月発行 vol.159
【1】北海道の札幌市立東白石中学校が3年生の修学旅行で来県! JICA二本松を見学しました。
札幌市立東白石中学校3年生159名が、平成29年5月26日から5月28日の2泊3日の修学旅行のうち26日と27日を福島県で過ごし、26日は二本松市のJICA二本松を見学しました。
JICA二本松視察見学は、4組担任の佐伯先生が青年海外協力隊に参加し訓練を行った経験があり、生徒たちにも国際協力について学び、世界に目を向けてもらおうと訪問を計画したそうです。当日生徒たちは、約190名のJICA研修生の様子や、食堂や体育館、宿泊棟、図書資料室や言語ごとに分かれて学習する教室などを見学しました。所長講話では「なぜ日本は国際協力をするのか」「訓練の重要な目的とは」の2つのポイントが説明され、最後に何になりたいかではなく何をやりたいかという将来のことを考える事が大事であり、自分らしい喜びを見つけて自分らしい生き方をしてほしいと話がされました。生徒たちは施設の広さに驚き、メモを取りながら案内役のJICA職員の説明や所長の講話を熱心に聞いていました。
◎福島県教育旅行ホームページ
http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=445
【2】東京の開成高等学校1年生が学年旅行で来県! 磐梯山噴火記念館、磐梯山3Dワールドの見学、五色沼自然探勝路の散策を行いました。
開成高等学校1年生400名が、平成29年6月8日から6月9日の1泊2日の学年旅行で来県しました。8日は2班に別れ、会津若松市内の鶴ヶ城や会津藩校日新館の研修を行い、9日は生徒自ら企画した特徴のある8コース各50名ずつに分かれて研修を実施しました。
協会が取材した五色沼コースでは、午前中は磐梯山噴火記念館において佐藤館長による火山と噴火の講話が行われました。はじめに、東日本大震災の津波被害等を事例とした防災の必要性についての話があり、国内外で起こった数々の噴火や、磐梯山の噴火によって裏磐梯にできた湖沼群の観光資源や自然の恵みなど、火山の魅力についても学びました。中でも、富士山の噴火を想定した場合に、開成高校に起こり得る被害状況についての話では、全員が真剣な眼差しで講話を聴いていました。講話の後は、館内を見学し、磐梯山の噴火の歴史等について学びました。
館内を見学した後、時間に余裕が出来たため、急遽「磐梯山3Dワールド」見学を行い、臨機応変な対応が印象的でした。
午後は五色沼自然探勝路を約60分かけて散策し、五色沼の水質、植物、生き物などについて同行したガイドが解説しました。同校の学生は五色沼の水質等について事前に学習をしており、時折ガイドから出される難問クイズにも的確に回答する学生の様子も見られました。
先生・生徒のコメントや散策の様子など詳細については、下記URLよりご確認ください。
◎福島県教育旅行ホームページ
http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=447
【3】8月11日は山の日!福島県で山の自然を楽しみませんか。
2016年から施行された「山の日」は、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを趣旨としているそうです。福島県には、会津地方の燧ヶ岳(ひうちがたけ)や中通りの安達太良山、浜通りには湯ノ岳とたくさんの名山がそびえ、大小854もの山々があり、ハイキングやトレッキングコースも充実しています。その中からいくつかご紹介します。
会津地方には、檜枝岐村にある日本最大の山岳湿地である尾瀬の燧ヶ岳周回コースをはじめ、北塩原村の裏磐梯五色沼自然探勝路や猫魔ヶ岳の雄国沼湿原、只見町のブナの恵みの森沢歩きコースなどがあります。
中通りには日本百名山に選ばれた二本松市の安達太良山や、福島市の浄土平から歩き始める一切経山・東吾妻山・鎌沼、天気が良いと富士山が見えることもある白河市の関山などがあります。
浜通りには、いわき市の湯ノ岳の木漏れ日を浴びながら歩く温故知新コースや、新地町の太平洋と新地町・相馬市を一望できる鹿狼山などがあります。
本格的な登山には自信がない方も福島県でハイキングや個性豊かな温泉でリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。
◎福島県ハイキング・トレッキングガイドブックWebサイト
http://www.tif.ne.jp/hikingtrekking/
【4】福島県立博物館で企画展「ふくしま5億年の自然史」が開催中です!
福島県立博物館の夏の企画展は、最新のデータに基づいてご紹介する“ふくしまの自然の歴史”です。
福島県最古の岩石「松ヶ平変成岩」の変成年代は約5億年前。
県立博物館の開館以来、こうした福島県の地質に関する知識と理解は大きく進歩してきました。会津と中通りの膨大な火砕流堆積物の形成メカニズムの解明や古生代の腕足類、ジュラ紀のアンモナイト・植物に関する発見はその代表的なものです。微化石の研究など、福島県立博物館の学芸員が中心となって成果を上げてきたものもあります。
本展では、そうした最新の研究成果にもとづき、ふくしまの5億年におよぶ自然の歴史を余すところなく紹介しています。三葉虫が海で動きまわっていた古生代。アンモナイトが繁栄していた中生代。パレオパラドキシアが生息していた新生代。私たちが暮らす現在。それぞれのふくしまを是非ご覧ください。
地学を専攻されている学生の皆さんにとてもおすすめの企画展ですので、興味のある生徒さんに是非ご紹介して頂けたらと思います。この夏休みを利用してふくしま5億年の自然史を学びましょう。
福島県立博物館「ふくしま5億年の自然史」
開催期間:平成29年7月15日(土)~平成29年9月18日(月・祝)
会期中の休館日:7月18、24、31日、8月7、28日、9月4、11日
開 場:福島県立博物館 企画展示室
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
料 金:一般・大学生…500円(20名以上400円)
高校生以下…無料
連絡先:0242-28-6000
◎福島県立博物館
http://www.general-museum.fks.ed.jp/
【5】会津2017「手塚治虫キャラクタースタンプラリー」が開催中です!
昨年度好評だった「手塚治虫キャラクタースタンプラリー」が7月1日~9月30日の期間で開催しています。
私たちの心に強く残る漫画や、アニメの名作を遺した漫画の神様手塚治虫先生は、生涯で3度も会津を訪れ、東山温泉で漫画を書き上げたり、漫画の中に鶴ヶ城などを登場させています。
この夏はそんな手塚治虫先生が愛した地、会津に17の人気キャラクターが勢揃いしました。手塚先生の足跡と、会津の人気スポットを手塚キャラクターとともに巡る手塚治虫キャラクタースタンプラリーに参加してみてはいかがでしょうか。会津17市町村を舞台に33か所17種類のスタンプを集めて豪華な商品に応募しましょう。
さらに今年度は平成28年度に「会津の三十三観音めぐり~巡礼を通して観た往時の会津の文化~」が日本遺産に認定されたことを記念して、10種類の御朱印風スタンプが登場しました。3つの異なる御朱印風スタンプを集めると1回、飯盛山のガラポン抽選会場で抽選会に参加できます。最大3回のチャンスで当たりがでたら、その場で特別賞が貰えます!
スタンプラリーの参加冊子は、各参加施設や、会津地方の道の駅、観光案内所などに設置されていますので、教育旅行で会津の班別行動をする際は、一緒にスタンプ集めをしてはいかがでしょうか。
詳細は下記URLよりご確認ください。
◎手塚治虫キャラクタースタンプラリー2017公式サイト
http://gokujo-aizu.com/tezuka_rally
【6】★体験日報★ワンダーファームでトマト収穫体験!
福島県いわき市四倉のトマトのテーマパーク「ワンダーファーム」に隣接する大型トマトハウス、「JRとまとランドいわきファーム」はサッカーコート3.5面分もの広さがある「太陽光利用型植物工場」と呼ばれる最新施設で、24時間、365日トマトにとって最適な環境の下、大型品種からミニトマトまで11品種のトマトを栽培しています。トマト収穫体験ではその中から9種類のトマトを収穫することができます。(イエローアイコ、カンパリ、トスカーナバイオレット、キャロル10、オレンジキャロル、アイコ、イエローアイコ、フラガール、みどりちゃんの9種)
ワンダーファームにはビュッフェスタイルのレストラン「森のキッチン」があり、日替わりで30種類の料理を楽しむことが出来ます。「森のあぐり工房」では、「JRとまとランドいわきファーム」で収穫したトマトを加工してトマトジュースやトマトケチャップ、トマトジャムなどを製造しています。工房の見学をすることも出来ます。「森のマルシェ」では、「森のあぐり工房」で製造したトマトジュースなどを購入することが出来、トマトのソフトクリームも食べることが出来ます。
★体験して★
ワンダーファームの直売所「森のマルシェ」でチケットを買い、その後スタッフの方の案内でトマトハウスへ移動します。天井まで高く伸びるトマトの景色を楽しみながら、収穫体験スタートです。
始めにスタッフの方にトマトの収穫の仕方を教わり、手のひらで実を包んで指でヘタの節をつまみながら茎を折ると上手にとることが出来ました。ヘタが付いていた方が新鮮なまま持ち帰ることが出来ます。いつもの赤いミニトマトの他にも黄色、紫、緑、オレンジのトマトが実り、トマトと言っても種類の多さに驚きます。自分が普段食べている野菜が、収穫される前はどのように実っているのか、知らない子どもも多いのではないでしょうか。
ハウス内にはマルハナバチという蜂が飛んでいます。トマトの受粉を担当しており、いたずらしなければ自分から刺しにくることはないため、蜂の働き方について観察することが出来ます。
トマトを収穫していると、トマトは蔓に近い方の実から熟しているのがわかります。また、収穫していると手に黄色い花粉のようなトマトのアクが付きます。これはトマトが虫や細菌などの外的から身を守る為に、トマト自らが分泌した天然の成分だそうです。
ワンダーファームではトマトをひとつひとつ手で収穫していますが、収穫体験をして、それはとても大変な作業だと改めて感じました。野菜が嫌いな子どもも、収穫体験を通して農業を知り、食べ物に感謝の気持ちを持つことで野菜を好きになるなど、食育にもつながると思います。他にも、コンピューターで全て管理されている最新のハウス設備の見学を受け付けているので、農業を学ぶ生徒さんの研修にもピッタリなのではないでしょうか。
この機会に是非トマト収穫体験をしてみてはいかがでしょうか。
◎ワンダーファーム公式サイト
http://www.wonder-farm.co.jp/
TEL :0246-38-8851